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MIMEでファイル添付

 次にメール本体がどうなっているかを説明しよう。メールは「ヘッダー」と呼ばれる部分と「本文」の2つの部分から成る。ヘッダーは、メール全体の一番上に書かれている情報。日付や送信者、受信者のアドレスなどが記述されている。普段ユーザーが意識する必要はない。郵便で例えるなら、封筒の役割をする部分である。Outlook Expressなら、「ファイル」メニューから「プロパティ」を選んで、「詳細」タブを開けば、表示できる。

 本文は、その名の通りメール本文を示す部分だ。ここでは1文字を7ビットの文字コードで表記するのが一般的。文字コードとは文字をパソコン内部で使う数値に置き換えるための規則のこと。ビット数が少ないと扱える文字数は少なくなり、7ビットでは、一般的に128(2の7乗)文字しか扱えないことになる。メールで7ビットが使われるのは欧米などビット数が少なくても文字が送れる国を中心にメールが開発されたためだ。通常、パソコン内部では日本語の文字表記には16ビット(2バイト)の数値の文字コードが使われる。メールなどで日本語を送る場合に、7ビットの数値を組み合わせて日本語を送れるように工夫したのがJISコードなどの文字コード。メールのヘッダーなどで「ISO-2022-JP」などと書かれている部分は、そこでJISコードが使われていることを示しているのだ。

 メール本文にテキスト以外の写真など、添付ファイルを付けるときには「MIME(Multipurpose Internet Mail Extensions)」という仕組みが使われる。ヘッダー部分でMIMEを使うと宣言すれば、下図にあるように、メールの本文を区切って、添付ファイルなどを送信できるようになる。添付ファイル自体もMIMEで指定された規則で変換。受信側のメールソフトがその規則にしたがってファイルを元に戻している。このため、MIMEに対応していないメールソフトでは、MIMEを使ったメールを読むことができないことがある(最近のメールソフトはほとんど対応している)。

【「封筒」のヘッダーと「手紙」の本文】
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【MIMEはメールの「司令塔」】
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