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 メールの仕組みを理解することは、インターネットの仕組みを理解することでもある。ここではインターネットの仕組みを解説しよう。

 インターネットはプロバイダーなどのネットワークが世界規模で結びついたもの。このネットワークで使われる基本の通信プロトコルはTCP/IP( Transmission Control Protocol/Internet Protocol)。SMTPやPOP3はTCP/IPの上で動作しているプロトコルと考えればよい。TCP/IPではIPアドレスという数値(192.168.0.1といった数値)で、インターネット上のコンピューターを識別する。家庭内であれば、一般的にインターネットへの入り口となるルーターが、プロバイダーからIPアドレスを受け取る。このIPアドレスを利用してインターネット接続が可能になる。IPアドレス割り当て機能は「DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)」と呼ばれている。ルーターはネットワーク同士を接続する機器で、インターネット上に無数に存在する。インターネットはルーターを介して、無数のネットワークが接続されているネットワークともいえる。

 IPアドレスは数値なので、人間が覚えるのには不便。そこで、www.nikkeibp.co.jpなどのように、アドレスを入力するときには覚えやすい名前を使い、その名前をユーザーに意識させずにIPアドレスに変換するという仕組みが使われている。この仕組みを提供するのがメールの仕組みでも説明したDNSサーバー。Webブラウザーでも、アドレスが入力されると、そのアドレスをDNSサーバーに問い合わせて、IPアドレスを受け取ってから、目的のWebサーバーにIPアドレスでアクセスしているのだ。

 ただし、目的のサーバー内には複数のアプリケーションが動いているのが一般的で、サーバー内のアプリケーションを区別するためにポート番号が必要になる。「東京都港区白金1丁目××マンション202号室」あての郵便物は、「東京都港区白金1丁目」だけでは配達できない。部屋番号があって初めて正しく配達されるのだ。その部屋番号に当たるのがポート番号。代表的なアプリケーションのポート番号は決まっており、Webサーバーなら80、メール送信なら25である。

【インターネットも仕組みはメールと似てる】
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【ポート番号でアプリケーションを指定】
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