フリーのメールソフト「Thunderbird(サンダーバード)」の新バージョン2が2007年4月下旬に公開される。
Thunderbirdを開発・配布するのは、開発者やユーザーで組織されるMozilla(モジラ)と呼ばれるワールドワイドのコミュニティ。Webブラウザー「Firefox(ファイアフォックス)」の開発でも知られる。Thunderbirdのバージョン1が公開されたのは2004年12月。以降、全世界で延べ1000万を超えるユーザーにダウンロードされている。国内でMozillaをサポートする非営利法人Mozilla Japanの浅井智也氏によれば、「新版では使いやすさを追求した」という。
Thunderbirdは、MozillaのWebサイトから入手できる。対応OSは豊富。Windows版はWindows 98以降に対応。バージョン2ではVistaにも対応する。そのほか、Mac OS X版(バージョン10.2.x以降)やLinux版も用意している。
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【使いやすさを追求したThunderbird 2】 |
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インタフェースは、Outlook Express(OE)などと同じ3ペイン型のウインドウ(上図)。ツールバーやメニュー、機能などは一般的なメールソフトとほぼ同じ。ヘルプなどを参照しなくても、すぐに使い始められるだろう。
別のメールソフトからの移行も容易。インストール時のウィザード画面で現在使っているメールソフトを指定すればメールやアドレス帳、設定を移行できる。移行できるメールソフトは、OEおよびOutlook、Netscape、Eudora、Mozilla Suite。