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 インターネットが発達した現代においても、読書は有効な情報収集の手段。テーマにまつわる情報が整理されている「書籍」というメディアは、全体の流れを理解するのにはぴったりです。インターネットが、ページとページをぴょんぴょん飛んで必要なところだけ読んでいく、いわばつまみ食いのメディアだとすれば、書籍はちゃんとしたコース料理のメディア。最初から順に、じっくり味わって読んでいくものでした。

 ところが、そのコース料理だと思われていた読書も、時間のない現代人にとってはまどろっこしい。ここで禁断の「コース料理のつまみ食い」が始まります。前菜だけいただくとか、いきなりメインディッシュに手をつけるとか、デザートだけ食べて「おいしゅうございました」とかいう読書法。いわば、おいしいとこ取りする新しいテーブルマナーなのです。ページを飛ばしながら、必要な情報だけをピックアップして読んでいく。そんな読書法である「多読」を紹介した「レバレッジリーディング」という本もベストセラーになりました。

 このような読者のライフスタイルや要望を気にしながら執筆活動にいそしまなくてはいけないビジネス本の著者は、これから大変だろうなあ、と他人事のように思います。が、ビジネス書を執筆する著者にとってもちろん他人事ではありません。ウィー・ムッシュー。

 著者の悩みはさておき、読者にとって「コース料理のつまみ食い」を実践できる読書方法はウェルカムであるのですが、一方で悩みも出てきます。飽食の時代において食のありがたみが薄れるのと同様、文字情報のありがたみが低下するのです。咀嚼することなく情報を飲み込んだ結果、しっかりと消化できないまま「読んだはずなのに、内容を忘れてしまう」という悩みが生まれてきたのです。そこで前掲書では「レバレッジメモ」と呼ばれるメモを推奨していました。

 今日ご紹介したいのは、そのレバレッジメモを習慣化するためのハック。前回の「明日から早起きが習慣になる方法」同様、みんなの視線にさらされることによる半強制的な習慣化の方法です。