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 『日経パソコン』2007年5月28日号で、オンラインで英会話を学ぶ方法を紹介しました。記事をまとめるにあたって、私自身、実際にいくつかのオンライン英会話学校を体験してみました。

 まず、面白い体験だったのが「イングリッシュタウン」。イングリッシュタウンでは1授業は3~8人で行われ、世界各国から生徒が参加します。授業の最初に自己紹介をするので、誰がどの国の人かは分かります。そこで気付いたのが、参加する時間によって人種に偏りが出ることです。例えば、日本で夜0時に参加すると、日本、香港、中国、韓国などアジア地域の生徒が多くなります。逆に平日の朝10時に参加すると、ドイツ人やフランス人(いずれも現地時間は夜0時)、ブラジル人(現地時間は夜10時)などが多くなりました。やはりどの国でも夜に参加する人が多いのですね。

 同じ授業を受けていると、お国柄も出ます。授業で積極的に発言するのが香港人や中国人です。講師が「この質問に答えられる人」と聞くと、真っ先に手を挙げます(画面上のアイコンを押して手を挙げられるようになっています)。日本人とドイツ人は同じような感じ。ちょっと様子を見てから手を挙げるケースが多かったですね。授業では、それぞれの住んでいる地域の天候や文化の話をしたりするので、各国の様子が知れて面白かったです。

 もう一つ面白いと思ったのが「カフェトーク」です。授業もさることながら、サイト自体の工夫が興味深いです。例えば、各講師のプロフィールページでは講師の音声メッセージが聞けたりします。「この先生の声と発音は聞き取りやすそうだ」などと判断するのにいい材料です。また、すでに授業を受けた人のクチコミ情報も掲載されています。まだ数は少ないですが、自分と同じ立場の人のクチコミは説得力があり、「熱心だ」とか「話が面白い」とか書いてあると、「ちょっとこの先生の授業を受けてみようかな」という気になります。講師のプロフィールで、自分と同じ趣味を見つけたりするとなおさらです。受けてみて気に入らなければ1回でやめられるというのも気楽でした。

 昔、英会話教室の体験クラスに入ったことがありますが、スキットを演じさせられたり、自分が思っていたより内容が簡単に感じられたり、結構退屈でした。それに、ほかの日本人の生徒の前で英語で話すというのはなんだか恥ずかしいんです。できれば外国人とフリートークに近い形で自分の好きな話題を話したい……そういう私には、オンラインの英会話学校の方が向いているのかもしれません。

 あるオンライン英会話学校の担当者によると、入会と退会を繰り返す人が多いそうです。何でも、入会して飽きたら別のオンライン英会話学校に移り、そこが飽きたら戻ってくるというようにグルグルとはしごする人が多いのだとか。自分で楽しんで学ぶ方法をいろいろ試してみるのがいいようです。