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 ここ最近、毎日のように各社が「セカンドライフに参入」という発表をしているのを目にします。あまりにも話題になっているので、私もとりあえず使ってみました。

 最初は、「うわー。着せ替えだー」「おおお。ソニーブースではリップスライムのCM動画が見られる!」「ひええ!外人に話しかけられた!」とそれなりに自宅ではまりました。

 しかし、続かない。3日で飽きました。その後、1カ月後くらいにまた使ってみたのですが、また頓挫。かれこれ3~4カ月、トライしては飽き、トライしては飽き、を繰り返しています。mixiも細々とではありますが、それなりに続けている私です。なぜ、私がセカンドライフを続けられないのか、自分なりに少し考えてみました。

(1)できることが多すぎて、何をやればいいか分からない

 これはセカンドライフを始めた人なら、まず誰しもが最初にぶちあたる壁かもしれません。あまりに広くて、あまりにできることが多すぎて、どこへ行けばいいのか、何をやればいいのか、分からないのです。弊社の「デジタルARENA」が、セカンドライフ内に編集部を作ったというので行ってみたのですが、誰もいない。渋谷や池袋のような街など、少しでも自分が現実味を持てそうな場所にも行ってみるのですが、やはり、ぽつり。

ひとりぽつりとたたずむセカンドライフ内の私。となりにいるのは唯一の友達、豚の蚊取り線香

 逆に言えば、これは「やろうと思えばどんなことでもできる」というセカンドライフの長所でもあるわけなのですが……。

(2)「ゴール」「目標」などのゲーム的な感覚がない

 これは、一つ目の理由と似ているのですが、もう少しイベント感というか、ゲームらしさやミッションのようなものがあってもよいのではないかと思うのです。セカンドライフでは、ただ「生きろ」と言われているだけ。何かゴールや目標があるわけではありません。せめてmixiのように「日記を書け」くらいのミッションがあるとやりやすいのですが。

 なんらかの目標や夢を持っていると人生が充実してきたり、楽しいのと同じで、セカンドライフの中でもそういった設定があれば少しはやる気になると思います。セカンドライフの生活を実生活に置き換えれば、朝起きて、ご飯を食べて、テレビを見て、寝る、といった感じでしょうか。山も谷もない生活を繰り返しているような気がして味気なさを感じてしまいます。いまだに、ゲームは「スーパーマリオ3」が一番好きな私にとっては、単純明快なゴールがあると少しは違うのにと思うのです。

(3)操作が直感的でない

 これは私がまだ慣れていないせいなのかもしれませんが、操作が分かりづらいのです。マウスを使ったり、キーボードの矢印ボタンを使ったり、キーボードショートカットを使ったり、と試行錯誤してしまいます。慣れないせいもあって「座る」とか「飛ぶ」とか一つひとつの動作をするだけで精一杯。

(4)やっぱり日本語化してほしい

 日本語化がされると言われ続けて半年近く。いまだに日本語化は果たされていません。一部では「米リンデンラボのリソース不足では」という憶測も流れていますが、こんなに日本語化が遅れている理由はいまだに謎。何をするにも英語というのはやはり辛いですね。もちろん、Web上で情報を収集することは可能ですが、いちいち見てると疲れます。

 以上、セカンドライフを使って、試して、そして愚痴ってみました。でも、セカンドライフはまだスタートしたばかり。「仮想空間はまだこれから。その一部をセカンドライフが見せたに過ぎない」(野村総合研究所の情報技術本部技術調査部 亀津敦主任研究員)のです。今後、こういった仮想世界がWeb上で大きな役割と可能性を持ってくることは間違いないでしょう。新たな試みを楽しみにしています。