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 シリアル端子は、マウスやモデム、ISDN用ターミナルアダプター(TA)などと、パソコンを接続するときに使われていました。「COMポート」と呼ばれることもあります。

 シリアル端子は、その名の通り1ビットずつデータを送る転送方式を採用しています。一般的に最大データ転送速度は115.2kbpsになります。以前は通信系の用途でよく使われていましたが、最近ではパソコンでのモデムやLAN端子の標準搭載、USB機器の普及などで、シリアル端子を介して周辺機器を接続することは少なくなりました。実際、シリアル端子を標準装備したパソコンや周辺機器も減ってきています。

 パラレル端子は、一般的にIEEE1284という規格に基づいた端子で、主にパソコンとプリンターの接続に使われていました。パラレルという名前の通り、複数ビットを同時に送信するデータ転送方式を採用しています。最大データ転送速度は8MB/秒になります。USB端子の普及によって、最近ではパラレル端子を使用することは少なくなっています。実際、パラレル端子を備えないパソコンやプリンターも増えています。

 シリアル、パラレルとも昔からパソコンで使われてきたインタフェースで、レガシーインタフェースと呼ばれることもあります。レガシーインタフェースが使われなくなった理由の一つにはデータ転送速度が挙げられます。数年前からパソコンと周辺機器を接続するインタフェースの主流となったUSB2.0は、最大データ転送速度が480Mbps(60MB/秒)と、シリアル端子の約4000倍、パラレル端子の約7倍も高速です。