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 主にパソコンの周辺機器を担当している私は、日ごろからよく「○○を買い替えようと思ってるんだけど、何がオススメ?」との相談を受けます。前までは、デジタルカメラやプリンターの相談が多かったんですが、ここ最近はビデオカメラの相談ばかり受けています。デジカメやプリンターに比べて高額(10万円前後する)で、何をポイントに選択すればいいのか分からないため、「教えて~」となるようです。

 ビデオカメラの相談で必ず聞かれるのは2つ。「今買うならやっぱりハイビジョンで撮れるものにしたほうがいい?」というものと、「DVDとかハードディスクに記録する製品があるけど、あれってどうなの?」という質問です。

 ハイビジョン映像の記録に関しては、「今ならハイビジョンですね」とずばっと答えています。従来のスタンダード画質に比べて、映像の品質は明らかに上です。ハイビジョン映像は、細部の描写まで鮮明。デジカメやプリンターの画質の良し悪しは、見る人の基準によって判断が分かれることがありますが、ビデオカメラ映像は、だれが見てもハイビジョンか否かが分かります。個人的には、大事な思い出を記録することの多いビデオカメラでは、これだけ違う画質を軽視してほしくはありません。

 記録するメディアについては、テープ、DVD、ハードディスク、メモリーカードタイプから、相談者の利用シーンをじっくり聞いてアドバイスするにようにしています。どのタイプも利点と欠点がありますが、最もバランスが取れていて、万人にオススメしやすのはDVDモデルです。理由は以下の通りです。

 テープモデルは、今まで撮りためたテープが引き続き再生できる利点はありますが、使い勝手の面では既に時代遅れとなっています。特に時代遅れと感じるのは、映像再生時のテープの巻き戻しと早送り。見たいシーンを映像を見ながら探す手間や時間は、DVDやハードディスク、メモリーカードタイプの製品ではなくなります。これらのタイプは、液晶画面に撮影したシーンの冒頭部分が画像として一覧表示されるため、画像を選ぶだけで、すぐに見たいシーンを再生できます。日常のちょっとしたシーンを、デジカメや携帯電話の動画撮影機能感覚で数分単位で撮りためていくといった使い方もできます。

 DVD、ハードディスク、メモリータイプの違いはいろいろありますが、大きく違うのは保存方法でしょう。DVDモデルは、撮影済みのDVDディスクをテープと同様にそのまま保管しておけますが、ハードディスクやメモリーカードタイプは、メディアの容量がいっぱいになったら、ほかの記録メディアに映像を移動させる必要があります(メモリーカードタイプのカードを買い足して保管する方法は、費用のことを考えると今のところ現実的ではありません)。

 この他メディアへの映像の移動は、意外と面倒です。ハードディスクタイプの製品には、パソコンを使わずに簡単にDVDディスクに映像をコピーするDVDライターを用意しているものもありますが、やはり「撮ってそのまま保管」というスムーズな流れで扱えるDVDは魅力です。DVDタイプにも、1枚のディスクに記録できる時間が短いとか、ディスクの保管で注意が必要(傷や直射日光に弱い)といった欠点もあります。けれども、欠点より利点が多いのは確かです。

 「画質はハイビジョン、記録メディアはDVD」となると、ハイビジョン記録ができるDVDモデルが欲しくなります。このようなニーズに答えるハイビジョン対応のDVDモデルは、ソニーから発売されています。最新モデルは、「HDR-UX7」(実勢価格は約11万5000円)と「HDR-UX5」(同、約9万5000円)。実際、家電量販店では、どちらもかなり売れているようです。

 さらに、ソニー製品の人気に続けと8月下旬には、キヤノンからもハイビジョンDVDモデル「iVIS HR10」(推定実勢価格は約13万円)が登場します。このような流れから、今年から来年にかけて、一気にハイビジョンDVDモデルがシェアを伸ばしそうです。ビデオカメラの購入を検討している人は、ぜひチェックしておいてください。