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 操作、見た目とも、とにかくがらりとインタフェースを変えたWindows Vista(以下Vista)。実はOSがあらかじめ備えるメールソフトも変わった。

Outlook Expressとはどこが違う?

 これまでのWindows OSでは、Windows XP(以下XP)までの長い間、標準で付属するメールソフトは「Outlook Express」(以下OE)だった。ところがVistaでは、OEは姿を消してしまった。それに変わるのが、新しい標準メールソフト「Windowsメール」だ。

図1 「Windowsメール」画面。使い方はOEとほとんど変わらないが、消えた機能、加わった機能がいくつかある
図2 「Outlook Express 6」画面。長い間、Windowsの標準メールソフトとして活躍し続けてきた

 名前こそ変わったが、実は機能や使い方はほぼOEと同じ。OEユーザーなら、ほとんどの機能を戸惑うことなく使えるだろう。

 ただし、セキュリティや検索機能の面ではOEとはかなり異なる部分がある。

【WindowsメールとOutlook Express6の機能の違い】
機能 Windowsメール Outlook Express 6
(SP2適用済み)
HTMLメール内の画像及び外部コンテンツのブロック
危険な添付ファイルの削除
添付ファイルを開こうとする際に
メッセージを表示する
ニュースグループ機能
迷惑メールの自動処理
フィッシング詐欺フィルタ ×
迷惑メールフィルタ ×
クイック検索 ×
表1 WindowsメールとOutlook Express 6の違い。OE6よりもセキュリティ面や検索機能が強化された

 例えば、Windowsメールでは、画面右上の検索ボックスに文字列を入力し、欲しい情報をメールから素早く探す「クイック検索」機能が加わった。OEでは「編集」メニューから「検索」を選んで、検索する対象を選ぶか、ショートカットキーを覚えて、検索用ウインドウを起動する必要があったことを考えると利便性は増したといえるだろう。

 また、セキュリティ面はWindowsメールで最も強化された点。フィッシング詐欺メールの可能性があるメールを検出するとメッセージを表示して知らせる「フィッシングフィルタ」機能、迷惑メールを自動処理する「迷惑メールフィルタ」機能などが加わった。

 迷惑メールの自動処理は、メールルールや送信者の禁止機能などを使えば、OEでもある程度は処理できた。Windowsメールに備わった「迷惑メールフィルタ」機能はユーザーが学習させる必要がないなど、よりパワーアップした存在だ。上手く使うことで不要なメールの処理にかかる労力が大幅にカットされることになるだろう。

 基本的には、Windowsメールは、OEに比べてより安全に、そして必要な情報を素早く見つけられるようになっているといえそうだ。

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