PR

 先日、住民票を発行してもらうため区役所に行ったときのこと。入り口に主な申請窓口の場所を案内する掲示があり、そこには日本語と英語のほか、中国語と韓国語*1の計4カ国語が表示されていた。その帰りに利用した私鉄の駅では、トイレの場所を案内する掲示がやはり日本語、英語、中国語、韓国語の4カ国語になっていた(図1上)。意識していないときにはなかなか気が付かなかったが、そのつもりで街中を眺めてみると、中国語や韓国語で書かれた案内が案外多いことに気付かされる。

図1 今や、公的な場所や人が多く訪れる場所では、日本語と英語に加えて中国語と韓国語での案内も欠かせない(左)。Wordと各言語用フォントを活用して、複数言語が混在する案内板を作成してみよう(下)

 法務省入国管理局の統計*2によると、日本における外国人登録者の数はざっと200万人。これは、日本の全人口の1.5%に相当する。極端に多い数ではないが、増加傾向にもあり、無視できない数と言っていいだろう。中でも多いのが、韓国・朝鮮国籍と中国国籍の人だ。前者は外国人登録者の30%、後者は25%と、この両者で半分強を占める。また、観光やビジネスで日本を訪れる出入国者数の統計を見ても、年間800万人の外国人入国者のうち、韓国が29%、台湾が17%、中国が12%と、合計すると過半を占めている。これらの数字からも、官公庁や地方自治体、公共交通機関などが、中国語や韓国語でも掲示を行うようになったのは、ごく自然な流れだろう。

キーボードサービスを追加

 実は、読者の皆さんがお使いのパソコンにも中国語や韓国語の入力や表示・印刷を行うことができる仕組みが備わっている。Windows XPやVistaならば、専用のソフトやフォントをインストールする必要もなく、簡単な準備をするだけで、中国語や韓国語の文字を入力できる。今回はWordを使って、日英中韓の4カ国語が交じった案内板を作る手順を追いながら、これらの言語を取り扱う方法をご紹介する(図1下)。

*1 韓国語
言語学的には「朝鮮語」が正式名称だが、北朝鮮で使われている言語と受け取られる傾向が強いため、ここではより一般的な「韓国語」という表記を用いた。ちなみに、NHKのテレビ/ラジオ放送では韓国語講座もしくは朝鮮語講座とせずに「ハングル講座」としている。

*2 法務省入国管理局の統計
日本への出入国者数や外国人登録者数の統計は、法務省入国管理局のサイトに、毎年12月31日時点でのものが掲載されている。2005年末時点の外国人登録者数は201万1555人で、前年比1.9%増となっている。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

日経クロステック登録会員になると…

新着が分かるメールマガジンが届く
キーワード登録、連載フォローが便利

さらに、有料会員に申し込むとすべての記事が読み放題に!
日経電子版セット今なら2カ月無料