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 日経パソコンは2007年5月、「パソコン満足度調査」なるアンケートを実施しました。これは、購入したパソコンに満足しているユーザーはどのくらいいるのか、どういう理由でそのパソコンを選んだのか、どんなソフトやサービスを使っているのか、そして今後使いたいパソコンは何か、といったことを聞く調査です。実に2000を超える方々から回答をいただきました。この場を借りて、お礼申し上げます。結果は『日経パソコン』8月23日号で掲載する予定です。

 この調査を実施するにあたり、実は大きな「生みの苦しみ」を味わいました。なぜなら、「購入したパソコンに満足しているのか」という質問に対して、本当にメーカーごとに異なる結果が出るのだろうか、との危惧があったのです。

 仮に「パソコンは価格で選ぶ」というユーザーが多いのであれば、価格性能比の高い、言い換えれば低価格のパソコンを買ったユーザーの満足度は高いはず。現在の市場を見る限り、価格的な要素が「満足度」に与える影響が大きすぎ、品質やアフターサービス、機能や細かい使い勝手などが軽視されるのではと危惧したのです。実際、アンケートの項目を決めるにあたってパソコンメーカーに意見を求めたところ、「ユーザーは細かな機能にまで目が向いてないですよ」との声を各方面からいただきました。

 ところが、アンケートの回答を見ると、そんなことは杞憂に終わりました。価格だけでなく、機能や細かい使い勝手などを含めて、パソコンを総合的に判断しているユーザーが非常に多かったことが分かったのです。

 具体的には、パソコンを選んだ理由の第一位は「性能」でした。次いで「価格」、「機能」で選ぶユーザーという順番で続きます。「デザイン」は6番目でした。多くのユーザーは、パソコンにまだ性能や機能を求めているのです。

 しかも、ユーザーは漠然とした理由で「性能」を選んだのではありません。回答を読むと、CPUの処理速度やハードディスクの容量などは満足しているユーザーが多いものの、グラフィックスやディスプレイの画質など、不満項目ははっきりとしています。

 パソコン市場は成熟したといわれています。今のパソコンでユーザーは十分満足しているのだと……。しかし、今回の結果を見ると、ユーザーがパソコンに望む点はまだたくさんあります。今回の調査は、各メーカーのパソコンについての満足度を調査するのが主目的ですが、ユーザーが今、何を求めているのかについてもできるだけ明らかにしたいと考えています。