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 ついに、なでしこでOpenOffice.orgを操作することができるようになりました!

 実は、これまでも、OpenOffice.orgになでしこを対応させてほしいという要望があったのですが、私のもろもろの事情から、なかなか対応できずにいました。しかし、先日の京都のイベントの折に、「OpenOffice.org」をなでしこで操作したいと、改めて多くの要望をいただきました。そこで、一念発起して、OpenOffice.org をなでしこから操作できるような機能を実装することにしたのです。

 挑戦してみると、さすがオープンソースのプロジェクトだけあって、資料も多く見つかり、1日の作業で対応することができました。こんな簡単に実装できるなら、もっと早く対応すれば良かったと、ちょっと反省もしたのですが、最新バージョンをサイトにアップすると、さっそく「待ってました」と書き込みや感謝のメールがあり、とても嬉しかったです。

 やはり、なでしこのようなフリーソフト(またはオープンソースのプロジェクト)の開発を行っていて、一番良かったと思うのは、こうした「ありがとう」とか「こんなソフトを待っていた」などの感想が届いた瞬間です。

 OpenOffice.orgにも、Microsoft Officeと同じように、マクロで操作を自動化したり、スクリプトを利用したりできる機能があるのですが、Microsoft Officeと互換性はなく、比べてみても少々使いづらく感じました。

 そこで、なでしこでは、Microsoft Office を操作するのとほぼ同様の操作で、手軽に、OpenOffice.orgと連携できることを念頭において作りました。

 本連載では、今回、なでしこで表計算ソフトの、OpenOffice.org の Calc を操作する方法を紹介し、次回は、ワープロソフトの Writer を操作する方法を紹介したいと思います。

顧客名簿を地域ごとに別ファイルに振り分ける(OpenOffice.org版)

 今回は、OpenOffice.orgの利用例として、Calcで作成した顧客名簿を読んで、この名簿を地域ごとに別ファイルに振り分けるというプログラムを作ってみます。

 ここで処理するのは、以下のような名簿ファイルです。

図1 名簿のデータの様子

 この名簿ファイルを地域ごとに別のファイルに振り分けようと思います。ファイルの形式は、Microsoft Office との互換性を考慮して、Excel形式(*.xls)を利用します。

 そうして、地域ごとに名簿を振り分けます。

図2 名簿を地域別に別ファイルに振り分けます

[ではプログラムの使い方を見ていきましょう:次ページへ]