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 インクジェットプリンターで、例えば購入してから黒い文字だけしか印刷していなかったとしましょう。当然、カラーインクを使ったつもりはないのですが、それでもカラーインクは徐々に減っていきます。

 理由の一つとしては、そもそもカラーインクを使わない印刷はあまりないということ。一部のプリンターでは黒インクのみの印刷ができるものもありますが、通常は白と黒の階調で表現する「グレースケール」印刷に設定しても、「機種や用紙の種類によって最適なインクの組み合わせで印刷するため、カラーインクが使われる場合がほとんど」(セイコーエプソン)です。

 もう一つの理由としては、ヘッドのクリーニング動作によるインクの消費があります。インクを飛ばすヘッド部分にインクが乾燥してこびりつくと、目詰まりが起きます。そうすると、文字がかすれたり、きれいな色が出なくなったりします。それを防ぐために、プリンターは起動時に自動でヘッドをクリーニングするのです。その際にはカラーインクも使用します。

 ヘッドのクリーニングは定期的に自動で行うものと、手動でドライバーやプリンター本体にあるボタンを押して行う場合がありますが、どちらも行うことは同じで、カラーインクは徐々に消費されていきます。また、ヘッド部分をノズルといいます。このノズルから正常に各色インクが出ているかを確認するノズルパターンチェックでも各色のカラーインクを消費します。