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 パソコンは便利な半面、子供に使わせるときは不安も付きまといます。その不安の詳細と具体的な対策を見てみましょう。

 アンケートで最も不安を募らせたのは、51%の方が答えた「視力の低下」です。当たり前のことですが、幼少期からテレビやパソコンなどの画面を長時間眺めると、視力が低下する可能性がかなり大きくなります。家庭用ゲーム機と同じく、パソコンも時間制限を設けたり、部屋を明るくして見るなどの対策が必要でしょう。

 「不健全なサイトへのアクセス」や「個人情報漏えいによるトラブル」「ネット上のコミュニケーショントラブル」といったネット絡みの不安も上位を占めました。

 アダルトサイトや出会い系サイトといったサイトのなかには、アクセスしただけで高額な料金を請求する詐欺サイトや、ウイルスを隠し持った悪質なサイトがあります。むやみにクリックはしない、脅し文句が表示されても個人情報は絶対に入力しない、といった基本的な指導を子供にしておくことは大切です。

 掲示板やチャットは悪意のある第三者が参加していることもあるので、本名はもちろん、住んでいる場所を特定できる情報も漏らさない方が賢明です。この点もしっかり説明しておいた方がいいでしょう。

 このほか、「対面コミュニケーションの希薄化」や「依存症でのひきこもり」といった、パソコンの“やりすぎ”による不安も一定数ありました。特にオンラインゲームやチャットは、依存症のきっかけになることが懸念されます。

「視力の低下」が不安要素のトップ。そのほかは、「不健全サイトへのアクセス」や「個人情報漏えいによるトラブル」などのネット絡みの不安が上位を占めた

 では、家庭では子供に対してどのような指導を行っているのでしょうか。パソコンを使う上での約束ごとを聞いてみました。

 多かったのは「時間制限を設けている」と「親がいるときだけ使用可能」。前者は視力の低下や依存症に対する対策に、後者は不健全サイトへのアクセスなどの対策になっています。もっと厳しく「決まった用途でしか使えない」としている家庭も約2割いました。自由記入欄には、「ダウンロードは原則禁止」「ネットで知り合った人とは会わない」「個人情報の登録禁止、商品の購入禁止」といったものがありました。

 約束ごとをしっかり決めて使わせている家庭がある一方で、「特に約束ごとはない」と答えた方も4割近くに上りました。やや無警戒な印象を受けますが、日頃からしっかり指導をしていて、そのうえで子供に判断を任せているという解釈もできます。

 約束を決める決めないにかかわらず、ネットの世界については子供と定期的に話し合う機会を設けた方がいいでしょう。ネットの便利さと怖さの両方をよく知ったうえで、使ってもらいたいものです。

約束ごとでは、分かりやすい「時間制限を設けている」がトップ。「親がいるときだけ使用可能」にしておけば、子供がアダルトサイトや出会い系サイトにアクセスすることが減るだろう

【調査概要】
「パソコン(携帯電話)と子どもの気になる関係について」というアンケートを、2007年5月14日から22日までの9日間、日経BP社のWebサイト上で実施。日経パソコンのメールマガジン読者に対してアンケート実施を告知してデータを集めた。有効回答者数は466人(男性391人、女性75人)。回答した方の子供は、男子237人、女子229人。子供の学年別構成比は、未就学児(幼稚園・保育園など)20%、小学生低学年(1~3年)16%、小学生高学年(4~6年)22%、中学生19%、高校生12%、大学、短大、専門生以上7%、社会人4%。

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