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 8月8日にガラスとアルミ1枚成型の超薄型iMacとともに出荷開始された、一連のソフト群が面白い。特に、アップル製品としては初めてのソリューション分野、スプレッドシートに挑んだNumbersがなかなかアップルらしいユニークな仕上がりになっていて、使いでがある。マイクロソフトのExcel文書との互換性も用意されている。これでついにマックユーザーはもうOffice製品を用意しなくてもよくなるのでは、とも思わせるが、やはり向かう先は大きく違う。残念ながらOfficeソフトを捨てることはできない。

表を多用したレポートに最適

 今回、あらたに登場したNumbers '08はiWork '08の一部。従来製品をバージョンアップしたKeynote '08(プレゼンテーションソフト)、Pages '08(レイアウト機能が充実したワープロ)に加えて第3番目のソフトとして登場した。約2年前からいつiWorkラインナップに加わるのか、とマックウオッチャーから熱い視線を送られていたソフトの一つである。噂が出始めた2006年当時はLassoという開発コードで呼ばれ、アップルが手がけるスプレッドシートがどんな製品になるのかと、おおいに好奇心をそそられたものだ。

 2006年後半から2007年初頭にかけて、iWork '07の一部として登場するのではないかと目されていたが、ついに'07は登場には至らず、'08になってからようやくその姿を現した。'07のリリースをスキップしてまで、じっくりと時間をかけて開発したのには理由がある。アップルが出す表計算ソフトは、一般ユーザーにも楽しく使ってもらうために、とことん磨きをかけたいとの思いがあったからだ。

 文書のどの位置にでも思い思いのグラフィックスを配置でき、1枚のシートにいくつでも表を配置できる。写真は文書に貼り付けた後、全体のトーンに合うようにコントラストや色調をいつでも修正できる。貼り付けられるのは写真やグラフィックスはもちろん、ムービーや音楽、Podcastingなど、マックで扱えるありとあらゆる「メディアファイル」だ(写真1、2)。

写真1 スプレッドシートなのに音楽、ムービー、Podcastなどのマルチメディアファイルが読み込めてしまう
写真2 ムービーや写真を張り込んだ招待者リスト。このシートは、アドレスブックのカードデータをドラッグ・アンド・ドロップで読み込める。便利!

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