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 小学生高学年では約4人に1人が携帯電話を所有し、高校生にもなると約9割が持っているという調査結果を前回、お伝えしました(第5回を参照)。では、どのような理由でお子さんに携帯電話を持たせたのでしょうか。その理由を聞いてみました。

 携帯電話を子供に持たせた理由として最も多かったのは「常に連絡できるようにしたかったので」という回答。これは、3番目に多かった「塾や習い事に通うようになったので」も含んでいると思われます。塾や習い事の送り迎えの際、親と居場所をやり取りしている姿が思い浮かぶ一方で、昨今の物騒な世の中、子供の安否を常に把握したい親のニーズがあるようです。セキュリティ機能を搭載する子供用の携帯電話の発売に合わせて購入したという回答も約11%ありました。

 進入学など、時期的な理由としては「高校入学を機に」が最多で、前回の所有率のデータと結びついた結果でした。

進学時期では、高校入学を機に持たせる家庭が多い。所有させる理由は、やはり子供と連絡を密に取るため

 逆に子供に携帯電話を持たせないという方々に、その理由を聞いてみました。回答者の82%が答えた最多理由は「年齢的にまだ早い」という回答。これは親としての考え方の違いもあるでしょうが、所有率を考慮すれば、小中学生の親で意見が大きく分かれていると思われます。また、携帯電話は基本使用料や通信費用がかかり、親の目の届かないところで利用される恐れから、「ゲーム機などと同様、安易に与えるものではない」「持たせれば無駄遣いするに決まっている」という否定的な考え方も根強くあります。パソコンのインターネット利用と同様、「出会い系サイトなどの有害な面が心配」という声もあります。

 「特に必要性を感じない」という回答もたくさんありました。「緊急の用事で使う機会は実は少ない」「ないならないなりにできる」という理由です。

 次回は、実際に子供がどのように携帯電話を利用しているか、携帯電話を使うときのルールなどを見ていきましょう。

持たせない理由で圧倒的に多かったのは「年齢的にまだ早い」というもの。これは小中学生時代は通じる理由だが、高校生にもなると理由としては弱くなる

【調査概要】
「パソコン(携帯電話)と子どもの気になる関係について」というアンケートを、2007年5月14日から22日までの9日間、日経BP社のWebサイト上で実施。日経パソコンのメールマガジン読者に対してアンケート実施を告知してデータを集めた。有効回答者数は466人(男性391人、女性75人)。回答した方の子供は、男子237人、女子229人。子供の学年別構成比は、未就学児(幼稚園・保育園など)20%、小学生低学年(1~3年)16%、小学生高学年(4~6年)22%、中学生19%、高校生12%、大学、短大、専門生以上7%、社会人4%。

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