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 ウイルスの被害に遭わないためにはどうすればよいのか。今まで見てきたように、ウイルス作者はさまざまな工夫を凝らす。ユーザーにとって重要なことは、1つの対策では防げないことを認識すること。「これだけやれば大丈夫」というウイルス対策は存在しない。複数の対策を組み合わせて備える必要がある(下図)。

ウイルスが巧妙になっている現状では、1つの対策で防ぐことは不可能。頼りになるのはウイルス対策ソフトだが、過信は禁物。対策ソフトが検出できない場合でも被害に遭わないよう、複数の対策を組み合わせて身を守る。最悪の事態に備えて、バックアップを取っておくことも重要だ

対策ソフトは基本

 今まで書いたように、ウイルス対策ソフトは万全ではない。新しく出現したウイルスについては、対応するまでにある程度時間がかかる。対策ソフトを回避しようとするウイルスも続出している。

 それでも、ウイルス対策ソフトが頼りになることは間違いない。「対策ソフトを使っていれば、ほとんどのウイルス被害は防げる」という言葉は、今回取材した専門家のほとんどから聞かれた。対策ソフトの導入は、ウイルス対策の基本。まだ使っていないユーザーは、すぐに導入してほしい(下図)。

*いずれもパッケージ版。マイクロソフトの製品は希望小売価格。それ以外の製品は、メーカーのオンラインストアの販売価格を記した(2007年5月10日時点)

 ただし、過信は禁物。ウイルス対策ソフトは「クロ」を検出するだけであって、「シロ」かどうかは保証しない。対策ソフトが検出すれば、そのファイルがウイルスであることはほぼ間違いないが、検出しないからといって、そのファイルが安全とは限らない。

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