PR

 インターネットを利用していると、個人認証を要求される機会が少なくありません。かくいう私も、Webメールやショッピング、ネットバンキングなど個人認証が必要となるサイトを多々利用しています。こうしたWebサービスは日に日に増える一方です。最近困るっているのが、認証に使うパスワードの管理。これまではすべて丸暗記していましたが、さすがに10や20となると記憶にとどめるのは難しくなります。Webサイトにアクセスするたびに入力するのも面倒です。

 そこで、マイクロソフトの「Fingerprint Reader」という指紋認証センサーを約6000円で購入しました。もともとWindowsのログオンを簡略化するための機器ですが、Webサイトのユーザー認証にも使えます。 指紋認証センサーの相場は、1万円台半ばから2万円程度なので、かなり安価な部類です。また、この手の製品としては珍しく、Windows Vistaにも対応しています。先日、自宅のOSをWindows Vistaに移行したばかりなので、これは重要なポイントです。

マイクロソフトの指紋認証センサー「Fingerprint Reader」。パスワードが必要なWebサイトでも指を触れるだけでアクセスできる

 これが使ってみるとすこぶる便利。あらかじめ、Webページの認証画面を開いてパスワードやIDを登録しておけば、次回からはFingerprint Readerに指紋をすっと置くだけで瞬時にログオンできます。私の場合は、お気に入りにWebメールやショッピングサイトの認証画面を1カ所にまとめて登録しています。こうしておくと、必要な時に目的のサイトへすぐ入れます。

 なお、パスワードやIDなどの情報は、常駐する指紋認証ツールに登録されます。例えば、サービスの脱会やメールマガジンを停止したいときなどに、認証パスワードが必要になることがあります。こうした情報も指紋認証ツールを呼び出せばいつでも確認できるのです。セキュリティのためか、パスワードを表示させるには一度、指紋認証を実行する必要があります。

付属のツールが入力フォームを自動解析する。認証に必要なIDやパスワードなどを設定すれば、次回より指紋認証ができるようになる

 ちなみに、指紋として登録できるのは左右10本。推奨されているのは左右の人差し指です。指はお風呂上りのようなふやけた状態だと、認証されづらくなります。私はお風呂上りにネットを閲覧する機会が多いので、左右の人差し指を普段の状態とふやけた状態で2通りを登録しています。セキュリティの観点からは推奨できませんが、自宅での利用ならば大きな問題はないでしょう。

 実は、Fingerprint Readerは2004年に発表された製品です。古い製品なので、きちんと使えるか不安があったのですが、思いのほか重宝しています。ただし、ネットバンキングのような金銭がからむサイトには利用しない方がよいでしょう。登録したIDやパスワードなどが、どのように保存されているのか分からないからです。パソコンがウイルスなどのマルウエアに感染すると被害が及ぶ危険性があります。実際、パッケージには「機密データを保護する目的で使用しないでください」と明記されています。