・作者 Piriform Ltd.
・ソフト名 CCleaner(フリーソフト)
http://www.ccleaner.com/

 パソコンは長く使うと、いろいろな「ゴミ」が溜まっていく。たとえばWebサイトにアクセスした時に一時的に保存されるファイルや、Cookieファイル。これらは自動的に削除されないものが多く、増えていく一方だ。Windowsの各種設定を保存したり、ソフトの設定を記録している「レジストリ」と呼ぶファイルも同じ。こちらはソフトのインストールやアンインストールを繰り返していると、不要なデータが溜まってしまい、動作が遅くなったり、不安定になる原因となる。

 そういう場合にあると役立つのが「CCleaner」だ。これはパソコン内にある不要なファイルを検出し削除するソフト。インターネット関係のファイル以外に、システム関係の不要なファイルなども削除できる。レジストリの整理、スタートアップ項目に入っているソフトの削除なども可能だ。

 使い方は簡単。不要なファイルを削除するなら「クリーナー」機能を選んで、画面下にある「解析」ボタンを押す。これでパソコン内を検索し不要なファイルを検出してくれる。あとは「クリーンアップ開始」ボタンを押せば、ファイルが削除される。削除しないファイルがあればチェックを外せばよい。

 クリーナー以外に「問題点」ボタンを押せばレジストリの不要なデータの削除を、「ツール」ボタンを選べば、スタートアップの項目を整理できる。ファイルの削除という機能はしっかり備えているが、使うときには注意したい。市販のユーティリティソフトと異なり、マニュアルは付属しないしサポートもない。トラブルが起こっても自己責任だ。レジストリの整理を行う時には必ずバックアップを取ってから作業しよう。