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 子供にインターネットを使わせる際、教育上問題のあるアダルトサイトや、フィッシング詐欺などの危険なWebサイトに接続する不安があります。こうした不安を軽減するのに役立つのが、危険なWebサイトの閲覧を制限する「Webフィルタリングソフト」といわれる製品です。

 Webフィルタリングソフトは、Webブラウザーの状態を常時監視しています(下図)。リンクをクリックしたり、アドレスバーにURLを入力したりして、任意のWebサイトを表示しようとする際に作動します。WebサイトのURLと、Webフィルタリングソフトが持っている制限リストを組み合わせて照合します。Webサイトが制限リストに含まれている場合、接続を遮断し、その旨のメッセージを表示します。

 大半のソフトは、設定画面でどのユーザーアカウントを対象に制限するか、どの分野のWebサイトへのアクセスを制限するか、などを細かく指定できます。特定の時間帯はすべてのWeb閲覧を禁止するよう設定できるソフトもあります。

制限リストは人力で作成

 個々のWebサイトが安全か危険かを判断するアルゴリズムはいくつかあります。メールのフィルタリングソフトと同様、ソフトがWebサイトの内容をスキャンして判定するというアルゴリズムもありますが、現行のWebフィルタリングソフトの場合、制限リストを人力で作成するのが主流です。

 国内で市販されているWebフィルタリングソフトの多くは、ネットスターという会社が作成している制限リストを利用しています。同社の専門チームが、日々多くのWebサイトを実際に閲覧し、問題あるWebサイトを順次制限リストに加えています。制限リストの作成や保守に膨大な手間がかかりますが、検出誤差が小さく、的確にアクセス制御できる利点があります。

 国内で販売されているパッケージ製品の多くは、数千円で購入できます(下表)。その後1年ごとに更新料の支払いが必要なケースが大半です。また最近は、大手プロバイダーの多くが同様のサービスを提供しており、これを利用する方法もあります。こちらは月額200~300円程度のものが多く、光ファイバーで接続している場合など、契約内容によっては追加料金不要で使える場合もあります。

主なフィルタリングソフトの価格(パッケージ版の税込み価格)。多くは1年ごとに更新が必要で、そのたびに費用がかかる