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 アップルのスティーブ・ジョブズが最近、「キンドル」についてこんなコメントを述べたそうだ。

「まあ、いいか悪いかの話じゃなくて、そもそも本を読む人なんてもういないよ」

 キンドルは、オンライン書店のアマゾンが昨年秋に発売した電子書籍リーダーである。ペーパーバックを少し大きくしたくらいのサイズで、重さは300グラム程度と軽量。書籍だけでなく、新聞やブログも読める。電子辞書機能もあり、ウィキペディアにも接続可能で、スクリーンも明瞭、ページ繰りも簡単。

 お値段は399ドルとちょっと高めだが、私は欲しくて仕方がない。何と言っても、キンドルを持っていれば、ニューヨーク・タイムズなどのベストセラー新刊本が1000円ほどで買えるのだ。

 ところが、いつ見てもキンドルは品切れ状態で、どうやら一部の人々の間ではけっこうな人気になっているらしい。今度入荷したら買おうか、あるいは日本語版が発売されるまで待つべきか迷っている。

 確かにキンドルは、iPodやiPhoneほどの超人気は出ていない。何でも5000個ほどを出荷したという噂だから、何100万個単位で勘定しているアップルとは桁違いだ。売り出しも結構地味めだった。

 ただ、キンドルにはiPodやiPhoneより数段優れた機能がある。通信だ。それも書籍データをキンドルに直接ダウンロードできる上、通信料は書籍代に含まれていて、通信会社と別建ての契約を結ばなくていいのだ。これは通信会社がマイクロ・ペイメントに対応しているということで、通信契約モデルとしてかなり画期的ではないだろうか。よくやったと思うのだが、どうだろう。