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 パソコンをお使いの方なら、おそらくBluetoothという単語ぐらいは聞いたことがあると思います。実際に使っている方は、ある程度理解していると思いますが、使ったことがないという方もいらっしゃるでしょう。

 よくBluetoothは、PAN(Personal Area Network)の1種だと言われます。しかし、これはBluetoothを理解するときに誤解する原因です。WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)と来て、PANですから、距離の短い無線LANの1種と誤解している人が少なくありません。では、Bluetoothとは何なのでしょうか?

 あえて言うならBluetoothとは「ワイヤレス・ケーブル」です。矛盾した言い方に聞こえるかもしれませんが、Bluetoothとは、これまでケーブルを使って接続していた機器を無線(ワイヤレス)で接続するための通信規格なのです。提唱元のBluetooth SIGでは、Bluetoothは「Cable Replacement」(ケーブル置き換え)である、と言っています。なので、コンピュータ同士の接続を前提にする無線LANとはまったくといってよいほど違うものなのです。

 元々の発想は、携帯電話と周辺機器の接続です。携帯電話は小型化していくため、コネクターを多数付けることはできません。また、日常的に持ち歩くものなので、ゴミやホコリの侵入を考えるとやはりコネクターはないほうが便利です。これを無線で接続するようにすれば、コネクターは不要になります。こうした発想に加えて、周辺機器などは共通で利用できるようにとして作られたのがBluetoothなのです。