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 コンパクト機では得られない高画質を誇る一眼レフ。レンズを交換すれば多彩な撮影状況に対応できる。カメラ好きのユーザーには、たまらない魅力を持つジャンルだ。特に、レンズキットで10万円前後の低価格一眼レフに人気が集まっている。

 ここでは、お薦め候補4製品、キヤノンの「EOS Kiss X2」、ソニーの「α350」、ニコンの「D60」、ペンタックスの「K20D」を選出。キヤノン、ソニー、ニコンの3製品はレンズキットで10万円以下。K20Dは本体のみで約15万円と少々値は張るが、同社の最新技術を見るために候補とした。

 一眼レフは、高機能かつ高性能ということもあり、各社で力の入れる部分が異なる。そこで、次ページ以降では1台1台じっくりその特徴を見ていくことにする。

 実機テストでは「画質」「操作性」「ファインダー」「液晶の見やすさ」の4項目に着目。画質は人物の肌色の発色、色調の傾向、コントラスト、階調の表現、オートホワイトバランスの精度、セットレンズの解像感、高感度撮影時のノイズなどを総合的に評価した。

 操作性はグリップの握りやすさ、メニュー画面の操作感、各種設定ボタンの使い勝手を評価。利用する機会が多い露出補正やISO感度設定の使いやすさのほかに、シャッター音についても検証した。ファインダーは明るさ、見やすさ、ピント合わせの精度などを確認。液晶は屋外で見た場合の見やすさを評価している。

 この春のトレンドであるライブビュー機能と、手ぶれ補正機能も見逃せない。ライブビューはファインダーからの切り替えやすさ、オートフォーカスの速さ、露出などを変更した際に液晶表示に反映されるかどうかで差が出る。手ぶれ補正機能は本体に内蔵していると、どのレンズでも補正効果が得られるので有利だ。

CHECK! 一眼レフ並みの画質を誇るコンパクト機も登場

 一眼レフは大きく重いため、持ち運びに適さない。そんな中、コンパクト機の携帯性と一眼レフ並みの高画質を併せ持つ製品が登場した。シグマの「DP1」は、小型ながら一眼レフと同等の大きな撮像素子を備える。独自方式によりすべての色情報を取り込めるため、高い色解像度と色ノイズの防止を実現している。レンズの解像力も抜群で、一眼レフとそん色のない画質が得られる。ただし、レンズは広角28mmの単焦点。起動が遅めで手ぶれ補正機能は非搭載など操作性は割り切りが必要だ。

 DP1には及ばないが、解像力に長けたレンズを備えるリコーの「GR DIGITAL II」もある。こちらも広角28mmの単焦点レンズだが、ワイドコンバージョンレンズなどオプションが豊富にある。

PICK UP! ―その他の注目製品―

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 発売時期が遅く比較・検証できなかったのがオリンパスイメージングの「E-420」だ。撮像素子に新開発の「Live MOSセンサー」を採用し、画質は最上位製品の「E-3」(本体のみの実勢価格は約17万5000円)に迫る。重さ380gの本体は、一眼レフでは最小最軽量級。顔認識機能やシャッターボタン半押しでピントが合うライブビュー機能を持つ。

撮影・監修=広路 和夫(カメラマン)

1958年長野県生まれ。広告制作会社のスタッフカメラマンを経て30歳で独立。現在は仕事の大半でデジタルカメラを使用。ここ数年は趣味と実益を兼ねて猫と犬をライフワークとして撮影している。主な出版物は「かんたんデジタルカメラ入門」(技術評論社)ほか