PR

 突然ですが、「100以上」といったら、100を含みますか? 含みませんか?

 「そんなくだらないことを聞くな! 含むに決まってるだろう」と多くの方は答えるでしょう。そうです、100を含みます。こんなことを敢えて書いたのも、日経PC21で毎年開催している「エクセル・コンテスト」に寄せられた解答を見ているうちに、「以上」や「未満」の意味を正確に理解していない人が少なからずいるのではないか、と思うようになったためです。

 気になったので、知り合いの大学生に、「100以上って、100を含む?」と試しに聞いてみました。すると、「含みません!」と答えるではありませんか。内心驚きつつ、「ファイナル・アンサー?」と念を押すと、彼は迷い始め、最後は「含みます」と答えてくれました。彼は、都内でも指折りの有名大学の学生です。

 コンテストの集計結果を見ていても、「以上」「未満」を扱う問題の正解率が他の問題より低いのです。例えば、基本関数を正しく使えば答えられる「腕試し」問題の3問は、全体では90数%の解答が正解でした。しかし、「店舗別の売上高リストから、売上高が500万円以上の店舗数と、500万円未満の店舗数を数える」という腕試しBは、正解率が89%まで下がります。同様の傾向は、中上級者向けの「腕自慢」問題でも見られました。

 腕試しBで、「500万円以上」の店舗数を数えるには、COUNTIF関数を使って以下のような式を立てます。

 =COUNTIF(範囲,">=5000000")

 引数の後半で「"」で囲んだ部分が、検索条件です。この検索条件で、「以上」のように100を含むようにするには、「>」に続けて「=」を入力するわけです。ところが不正解者の解答には、「=」がないのです。うっかり付け忘れた方も多いのでしょうが、「以上」の式に「=」がないのに、「未満」の式に「=」を付けている解答があるのを見ると、「以上」「未満」の意味を正しく理解していないのでは、と思わざるを得ないわけです。

 これまであいまいに覚えたいた方は、ここで再確認しておきましょう。「以上」「以下」は、境界の値を含みます。「超」「未満」は含みません。境界の値より大きく、その値を含まない場合は「超」を使います。

 コンテストの詳細は、日経パソコンオンラインの特設ページに掲載しています。本日4月4日から、腕自慢問題の優秀作品を公開しました。優秀作品に盛り込まれたテクニックやシート作りの考え方は、日頃の仕事に役立つものばかり。「わかりやすい」シート作りのポイントを学ぶのに最適です。達人のシートを詳しく分析した解説記事も掲載していますので、是非ご一読ください。