PR

 ここ1~2週間ほど、文字化けしたスパムが届くようになった。漢字混じりだが中国語でもなく、半角カナも混じっている。でも読めないならスパムである可能性がかなり高い。それで即座にポイポイっと捨ててしまうのだが、1日数通ほどあるのでよく見てみることにした。

 文字化けしたままの本文をさらりと眺めてみると、共通の文字列が目についた。「(495)」である。形式からして電話番号みたいだ。なぜそんなことに気づいたかというと、単にそれ以外の文字列が読めなかっただけである。これをNGワードにすればフィルタリングできるかもしれないと思った。だが、これで必要なメールまでスパムになってしまわないだろうか。少し考えたが、普段から「495」という数字にはなじみがないし、カッコ付きならおそらく大丈夫だろうということにした。

 実際これで1日数通のスパムがフィルタリングできたが、そもそもこれは何を伝えようとしたのだろうか。どうせ不要なものとは予想がつくが、気になった。文字化けして読めないのはメール設定で「HTMLメールはテキストに変換して表示」という設定にしているせいかもしれない。「ええっ!HTMLメールをHTMLで読まないなんて!」と言われそうだが、HTMLメールをそのまま読む設定にしてしまうとわいせつなメールがわいせつなまま目に入ってきてしまうからである。文字だけまたは文字化けしていれば、画像は表示されないので苦痛にはならない。もしHTMLで読む必要があれば手動で切り替えればいい。

 そこで設定を切り替えて怪しい文字化けメールをHTMLメールとして読んでみた。すると、それらはロシア語のメールだった。さらに「(495)」というのはモスクワの市外局番ということが分かった。なるほどーモスクワからのスパムだからロシア語で文字化けしていたのかーと、謎が解けた爽快(そうかい)感にひたりつつ、やはりスパムはスパムである。こちらには何の意味もないメールだ。なぜこのようなスパムが届くようになったのか、そこがまだ疑問ではあるがフィルタリングができているので何も考えずにポイポイっと捨てるだけである。

 とまあ近況はさておき、スパムは世界中から飛来してくる小石のようなものだ。その攻撃を避けるにはいろんな方法がある。スパムフィルターは自分の目の前に張っておく網みたいなものだろうか。砂から小石を振り分けるように不必要なものを取り除く。不要なものは「迷惑メール」フォルダのような掃き溜めに入れておくこともできるし、完全に跳ね返してしまうこともできる。だが防御の方法はこれだけではないだろう。居場所が知られてしまっているからこそ狙われるのだから、こちらが移動したり、身代わりを置くということもできる。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

日経クロステック登録会員になると…

新着が分かるメールマガジンが届く
キーワード登録、連載フォローが便利

さらに、有料会員に申し込むとすべての記事が読み放題に!
日経電子版セット今なら2カ月無料