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 WinHEC 2006の展示会場で、米マイクロソフト、韓国サムスン電子などがフラッシュメモリーを組み込んだハードディスク(HDD)の試作品を展示している(写真1)。フラッシュメモリーを搭載することにより、既存のHDDより高速な読み書きや低消費電力を実現するという技術で、「ハイブリッドハードディスク」と呼ばれることもある。

 マイクロソフトの次世代OS、Windows Vistaでは「Windows ReadyDrive」という名称でこの技術を標準サポートしており、最大で2TB(テラバイト)までのフラッシュメモリーに対応できる。同社のブースではWindows Vistaをインストールしたノートパソコンを使って、サムスン電子、米シーゲイト・テクノロジーなどのフラッシュメモリー搭載HDDと、通常のHDDとを比較するデモを行っていた(写真2~4)。

 例えばOutlook、Acrobat、PowerPoint、OneNoteの4つのアプリケーションを動かして、合計の起動時間を競う実験では、通常のHDDでは32.6秒、フラッシュメモリー搭載HDDでは21.9秒という結果だった。マイクロソフトの説明員によると、デモ機で使っているHDDは2.5インチ型で、フラッシュメモリー搭載HDDの場合は256MBのフラッシュメモリーを搭載しているという。

 サムスン電子によれば、フラッシュメモリー搭載HDDの出荷は「Windows Vistaの出荷とほぼ同時期」になるという。なお、サムスン電子のブースにはフラッシュメモリーを利用した記録デバイス「SSD」(Solid State Drive)や、HDDの代わりにSSDを搭載したノートパソコンも展示されていた(写真5、6)。