無理やり送り付けられ、受信トレイを埋め尽くす迷惑メール。一体どこから送られてくるのか、なぜ自分に送られてくるのか、疑問に思っているユーザーは多いだろう。
迷惑メールの種類はさまざま(図1)。特定の商品やサービスを宣伝するメールが多いが、架空請求やフィッシング詐欺、ウイルスを添付したメールなども、「勝手に送られてきて、ユーザーが迷惑だと思う」ことから、迷惑メールの一種といえる。
「このようなメールで宣伝しても、誰も買わないだろう。それなのに、なぜ送り続けているのだろうか」。そのような疑問を抱いたことはないだろうか。それは、大多数のユーザーが迷惑だと思う一方で、一部のユーザーは購入しているからだ(図2)。つまり、一種の“広告ビジネス”として成り立っているのだ。お金を払うユーザーがいる限り、迷惑メールがなくなることはない。