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 いざモバイルデータ通信を始めようとウェブサイトやカタログを開いても、そこは分かりにくい専門用語だらけ。通信するのだから“速度”の記載は当然だが、サービスによって3.1Mbpsから42Mbpsまで10倍以上の開きがある。類似のサービスを複数の通信事業者(キャリアー)が提供しており、通信料金もまちまち─。これでは、どのサービスを選んでいいか分からない(図1)。

 基本編では、難しく考えてしまいがちなモバイル通信を基本からおさらいしよう。一見複雑だが、技術動向や速度の実測データなどを基に整理すれば、自分に合ったサービスを選べるようになる。

図1 モバイル通信サービスの選択のポイントは、サービスを提供する通信事業者(キャリアー)、通信方式、速度、料金、エリア、端末など実にさまざま。これらを整理して理解するところから始めよう
図1 モバイル通信サービスの選択のポイントは、サービスを提供する通信事業者(キャリアー)、通信方式、速度、料金、エリア、端末など実にさまざま。これらを整理して理解するところから始めよう
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携帯電話とWiMAXの2方式、速度と料金は一長一短

 現在、国内で提供されているモバイル通信サービスを図2にまとめた。サービスを提供する事業者は主に5社。携帯電話事業を展開するNTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイル、イー・アクセス(イー・モバイル)の4社と、データ通信に特化したUQコミュニケーションズだ。

 このうち、ドコモ、au、ソフトバンク、イー・モバイルの4社は、携帯電話で使われている「3G」と呼ぶ第3世代携帯電話の通信方式を使って、データ通信サービスを提供している。一方のUQは「WiMAX(ワイマックス)」という、携帯電話とは異なる通信方式を採用している[注3]。

図2 モバイル通信サービスは、大きく「携帯電話」「WiMAX」の2つの方式に分かれる。携帯電話を使ったサービスは、NTTドコモ、 KDDI(au)、ソフトバンクモバイル、イー・アクセス(イー・モバイル)の4社が提供している。同じ事業者でも複数の方式でサービスを提供している
図2 モバイル通信サービスは、大きく「携帯電話」「WiMAX」の2つの方式に分かれる。携帯電話を使ったサービスは、NTTドコモ、 KDDI(au)、ソフトバンクモバイル、イー・アクセス(イー・モバイル)の4社が提供している。同じ事業者でも複数の方式でサービスを提供している
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[注1] ソフトバンクは42Mbpsのサービスを法人向けに提供中。対応端末「004Z」を使うと、3Gハイスピードも14.4Mbpsになる
[注2] 旧イー・モバイルは、4月1日に親会社のイー・アクセスと合併してイー・アクセスになった。携帯電話サービスのブランド名としては「イー・モバイル」「EMOBILE」を継続して利用している
[注3] WiMAXの通信網を設置、運営しているのはUQコミュニケーションズだが、プロバイダー、家電量販店などがMVNO(仮想移動体通信事業者)という形式でサービスを提供している