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マイクロソフト認定のOffice操作検定

 Microsoft Office Specialist(MOS試験)は、WordやExcelなどの習熟度をマイクロソフトが認定する試験だ。以前はMOUSやMCASという名称だったがMOSに統一された。約200の国と地域で実施されている国際的な試験で、日本ではオデッセイコミュニケーションズが運営を請け負っている(図1)。

【ソフトとバージョンごとに試験が分かれる】
図1 MOS試験は、マイクロソフトが公認するベンダー系の検定。各アプリケーションソフトごとに、そのソフトが備える機能をどれだけ使いこなせるかをテストする
図1 MOS試験は、マイクロソフトが公認するベンダー系の検定。各アプリケーションソフトごとに、そのソフトが備える機能をどれだけ使いこなせるかをテストする
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 MOS試験に合格していると、Word やExcel など、各ソフトの主要な機能を使えることが証明できる。機能を適切に使うとはどういうことか。極端な例で言えば、Wordで企画書などを作っていてタイトルを中央に配置するとき、「中央揃え」の機能を使えること。初心者はこれを知らないため、空白を左側に挿入して中央に寄せようとする。見た目には問題ないが、これではWordを使いこなせているとは言えない。

 MOSでは、業務でよく使うとマイクロソフトが判定した機能を全てテストされるので、どのような職場でも対応できる可能性が高い。ただ、書類全体を作る問題はない

 Officeはバージョンによって機能が異なるため、MOSもバージョンごとに別々の試験が用意されている。ソフトはWordやExcelのほか、PowerPoint、Access、Outlook、Windows Vistaがある。さらに、WordとExcelのバージョン2003と2010には、「スペシャリスト(一般)」に加えて「エキスパート(上級)」の試験を実施。これら全てを合計すると、20科目にも及ぶ(図2、図3)。受験者の年齢層は幅広く(図4)、WordとExcelが人気だ。バージョンでは2007や2003が多い。

図2 Office2003と2010のWordとExcelには、「スペシャリスト(一般)」のほかに「エキスパート(上級)」の試験もある。Office2007はこうした区別がなく、試験のレベルは一般と上級の中間だという。指定された4科目以上に合格すると「オフィスマスター」の称号が得られる
図2 Office2003と2010のWordとExcelには、「スペシャリスト(一般)」のほかに「エキスパート(上級)」の試験もある。Office2007はこうした区別がなく、試験のレベルは一般と上級の中間だという。指定された4科目以上に合格すると「オフィスマスター」の称号が得られる
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図3 エキスパート(上級)の試験範囲の一部。比較的利用頻度が少ない機能もテストされる
図3 エキスパート(上級)の試験範囲の一部。比較的利用頻度が少ない機能もテストされる
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図4 スペシャリストの方が受験者が多く、平均年齢もやや低めになる。データは2010年のもの
図4 スペシャリストの方が受験者が多く、平均年齢もやや低めになる。データは2010年のもの
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 上位のエキスパートは、マイクロソフトが「上級」と分類した機能を対象とする。単に文書を作成・編集するだけでなく、文書ファイルに保護をかけたり、他人と共有したりといった、高度な機能が使いこなせることが合格の条件だ。

 それぞれの試験で登場する機能は、オデッセイコミュニケーションズのWebサイトなどで公開しているので確認してみよう。アビバの水谷氏は「MOSは試験範囲が狭いので勉強しやすい。できればエキスパートにも挑戦してほしい」と言う。

 なお、同一バージョンで、指定された4科目に合格すると、「Microsoft Office Master(オフィスマスター)」の称号が得られる。