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 ファイルをメールに添付して送信したり、USBメモリーにファイル保存して知人に渡したりするときに活躍するのが圧縮機能だ。文字通りファルサイズを圧縮して小さくできるほか、複数のファイルを1個にまとめる効果もある。

 Windowsで利用されている代表的なファイルの圧縮形式が「ZIP」「LZH」「EXE」の3つ(図14)。特に普及している圧縮方式がZIPである。Windows XPが標準の圧縮機能として搭載したことで国内でも浸透した。LZHは、ZIPが浸透する前に国内で普及していた圧縮形式である。EXE(自己展開)形式は、ダブルクリック操作で展開できる点が特徴だ。

●主なファイル圧縮形式
図14 Windowsで利用されている主なファイル圧縮形式。ZIP形式は、Windowsの標準機能で圧縮・展開できる
図14 Windowsで利用されている主なファイル圧縮形式。ZIP形式は、Windowsの標準機能で圧縮・展開できる
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 LZH形式の圧縮ファイルは、OSのバージョンによって展開できたりできなかったりするので混乱しやすい。Windows 7はLZHファイルの展開機能を標準で搭載しているがXP/Vistaは搭載していない(図15)。XP/Vista 環境でLZHファイルを展開するには、フリーソフト「Lhaplus」などの対応ソフトが必要だ。なお、Windowsの標準機能で圧縮できるのはZIPのみ。LZHやEXE形式でファイルを圧縮したい場合も、やはり対応ソフトが必要になる。

●LZH形式は7なら標準、XP/Vistaは対応ソフトが必要
図15 Windows 7はLZHファイルを右クリックして「すべて展開」をクリックすれば展開できる。一方、XP/Vistaは標準機能でLZHファイルを展開できない。フリーソフト「Lhaplus」(作:Schezo氏)などを利用しよう
図15 Windows 7はLZHファイルを右クリックして「すべて展開」をクリックすれば展開できる。一方、XP/Vistaは標準機能でLZHファイルを展開できない。フリーソフト「Lhaplus」(作:Schezo氏)などを利用しよう
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展開したつもりでエラーに

 圧縮ファイルを扱う際に頻発する初歩的なトラブルが「展開し忘れ」である。Windows上でZIPファイルをダブルクリックすると、ウインドウが開いて中にあるファイルやフォルダーが表示されるが、これはあくまで確認用。実際は圧縮されたままだ。その状態でプログラムを実行するとエラー画面を表示して起動できない場合がある(図16)。

 紛らわしいのは、画像や文書ファイルをダブルクリックすると正常に表示されてしまうことだ。実は、一時的に展開しているのだが、水面下で処理しているためユーザーは気が付きにくい。展開したい場合は、ZIPファイルを右クリックして「すべて展開」を選ぼう。

●ZIPファイルはダブルクリックで展開されない
図16 ZIPファイルは、ダブルクリックすると圧縮ファイルの中身を一覧表示するが展開はされていない。この状態でプログラムファイルを実行するとエラーとなり起動しない場合がある
図16 ZIPファイルは、ダブルクリックすると圧縮ファイルの中身を一覧表示するが展開はされていない。この状態でプログラムファイルを実行するとエラーとなり起動しない場合がある
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