ウィンドウズ7から8への最大の変化は、何といっても「メトロスタイル」の導入だ。フルスクリーンの「スタート画面」に、「タイル」というアプリを起動する小さなパネルが並ぶ“スマートフォン”風の操作環境に変わった(図1)。
ログオンで利用するアカウントも変わった。従来はパソコンごとに別々に作成したが、ウィンドウズ8からはマイクロソフトの各種ネットサービスで使う「ウィンドウズライブID」をアカウントとして使うのが基本となる(図2、図3)。複数のパソコンを使うときでも同じIDとパスワードでログオンする。これにより、ウィンドウズ8と各種クラウドサービスとの連携機能を実現している[注1]。
●ログオンはウィンドウズライブIDが基本

図2 OSへのログオンでは、ウィンドウズライブIDを使う。同IDはマイクロソフトのネットサービスとの連携で必要になるため、事前に取得しておくとよい

図3 最初に表示された画像を、あらかじめ設定した位置と順番でタッチしていくことでパスワードの入力を代行し、ログオンを簡単に行う機能もある。キーボードのないタブレットで便利
[注1]ウィンドウズライブIDをアカウントとして使わなくてもいいが、ネット連携などの利便性が低下する。新機能をフル活用するためには、ウィンドウズライブIDを使うのが効率的だ