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 スマートフォンやタブレット向けOSといえばiOSかAndroid。そんな状況が、数年後に様変わりしているかもしれない。OSを開発するメーカーに縛られない「自由度の高さ」を旗印に掲げ、2つのOSを追う新勢力が台頭してきたからだ。

 「モバイルのプラットフォームを完全にオープン化していく」。非営利団体の米モジラのゲイリー・コバックス最高経営責任者(CEO)は、Mobile World Congress 2013に合わせて開催したモバイルOS「Firefox OS」の発表会でこう宣言した。モジラはパソコン用のWebブラウザー「Firefox」を開発し、米マイクロソフトなどとWebブラウザーのシェア争いを繰り広げてきた。モバイル分野では、システムの根幹を握るOS を手掛けることで、通信事業者やソフト開発者の自由度を高めることを目指す。海外では低価格のスマートフォンにFirefox OSが利用される見通しで、日本でもKDDIが2014年後半をめどにFirefox OS搭載製品の開発を進める。

 通信事業者やメーカーが共同で独自の新OSを生み出そうという動きもある。NTTドコモ、仏オレンジといった通信事業者のほか米インテルや韓国サムスン電子などが「Tizen」(タイゼン)を推進している。NTT ドコモは2013年内にTizen対応製品を発売する。パソコン用OSとして配布されてきた「Ubuntu」のモバイル版も登場した(図1)。端末の選択肢は確実に増えていきそうだ。

●iOSやAndroidに挑む対抗軸の新OSが相次いで登場
図1 スマートフォン用OSの2大勢力といえば米アップルのiOSと米グーグルのAndroid。これらに対抗する新しいモバイルOSが今後相次いで登場する。米モジラの「Firefox OS」、米リナックス財団などの「Tizen」、Linuxの配布形態の一つである「Ubuntu」のモバイル版「Ubuntu for phones」がある。いずれもWeb記述言語の「HTML5」で書かれたアプリに対応する
図1 スマートフォン用OSの2大勢力といえば米アップルのiOSと米グーグルのAndroid。これらに対抗する新しいモバイルOSが今後相次いで登場する。米モジラの「Firefox OS」、米リナックス財団などの「Tizen」、Linuxの配布形態の一つである「Ubuntu」のモバイル版「Ubuntu for phones」がある。いずれもWeb記述言語の「HTML5」で書かれたアプリに対応する
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