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 最新スマートフォンの多くは高速通信サービス「LTE(long term evolution)」に対応している。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクと各事業者は競うようにLTEのカバーエリアを拡大し、快適な通信環境が整備されつつある。このモバイル環境は、今後さらに進化しそうだ。

 まず通信速度は着実に伸びていく。特に、高速化の技術導入に積極的なのはNTTドコモ。2012年11月には一部地域で最大100MbpsのLTEサービスを開始している。さらに2013年3月中旬には最大112.5Mbpsに対応したモバイルルーターを発売した。112.5Mbpsに対応した端末はカテゴリー4と呼ばれる新しい世代の製品である。112.5Mbps対応のスマートフォンも4月に発売する。

 112.5Mbpsの対応エリアは2013年6月には50都市に拡大していく。なお、KDDIは2013年内に112.5Mbpsへの対応を進める(図1)。

●通信事業者3社の高速化に向けた取り組み
図1 2010年にNTTドコモが高速通信方式LTE(long term evolution)のサービスを開始した。その後、2012年にはソフトバンクとKDDIもLTEに対応。2014年にかけては150Mbpsにまで高速化され、その後は複数の周波数を束ねて通信するキャリアアグリゲーション(CA)技術に対応することでさらに高速化する
図1 2010年にNTTドコモが高速通信方式LTE(long term evolution)のサービスを開始した。その後、2012年にはソフトバンクとKDDIもLTEに対応。2014年にかけては150Mbpsにまで高速化され、その後は複数の周波数を束ねて通信するキャリアアグリゲーション(CA)技術に対応することでさらに高速化する
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 NTTドコモは2014年3月までには150Mbpsへの高速化も予定している。通信に使う「周波数の幅を20MHzに拡大することで対応する」(NTTドコモ)。

 実はLTEの通信速度は通信に使う周波数の幅で速度が決まっている。5MHz幅を使う場所では最大37.5Mbpsとなり、10MHz幅を使う最大75Mbps、15MHz幅では最大112.5Mbpsとなる。つまり、周波数幅を20MHzに増やせば、単純に37.5Mbps×4倍の周波数幅=150Mbpsが実現できるというわけである。