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第4世代Core「Haswell」と2013年後半に登場する次期Atom「Silvermont」は徹底した省電力化が売り。薄型・軽量のデザインを作りやすいように発熱を抑え、バッテリーで長時間動作するように仕様を固めた。パソコンの使い勝手が、スマートフォンやタブレットに近づく。

 パソコン出荷台数の減少が続いている。急速に伸びているタブレットに「食われて」いるのだ。米ガートナーが2013年6月24日に公開したレポートによると、世界全体での2013年のパソコン出荷台数は前年比で10.6%減少する見通し。これに対してタブレットの出荷台数は67.9%も伸びる。出荷台数そのものは、パソコンの3億500万台に対してタブレットが2億200万台とまだ少ないものの、ガートナーは2014年にタブレットとパソコンの出荷台数がほぼ同じになるとの見通しを示している。

 タブレットやスマートフォンでは英アームの「ARM」アーキテクチャーをベースにしたプロセッサーが主流。アームはARMの設計情報を他社にライセンスするビジネスモデルを採る。米クアルコムや米アップル、韓国サムスン電子、米エヌビディアといった大メーカーからアジア圏の比較的小規模な半導体メーカーまで、多数のメーカーがARMベースのプロセッサーを出荷しており、多種多様なタブレット/スマートフォンで市場がにぎわっている。

 パソコン向けCPU市場で圧倒的なシェアを握る米インテルも、タブレット/スマートフォン市場では存在感を示せていない。モバイル機器が増えたことで、サーバー市場は堅調だが、パソコンの出荷台数減少が続くのはインテルにとって痛手だ。こうした市況の中、インテルは2013年6月4日に、パソコン向けの新しいCPUとして第4世代Coreプロセッサーを発表した。

ARMから市場を奪還

 第4世代Coreは、「Haswell」という開発コード名で呼ばれていた製品(図1)。従来のCorei-3000シリーズに対し、新たに4000番台のナンバーが付けられている。

●チップセット統合版も登場した第4世代Core
図1 第4世代Coreプロセッサーは、同時発表の新チップセット「Intel 8」シリーズと組み合わせる。この世代から、ノートパソコン向けにCPUとチップセットを1チップ化したバージョンを出荷する。消費電力と実装面積を削減できる
図1 第4世代Coreプロセッサーは、同時発表の新チップセット「Intel 8」シリーズと組み合わせる。この世代から、ノートパソコン向けにCPUとチップセットを1チップ化したバージョンを出荷する。消費電力と実装面積を削減できる
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