PR

前世代と比べてHaswellの性能はどれだけ上がったのか。同じ条件で比較しやすいデスクトップパソコン向けのCPUを使って、CPUの演算能力やグラフィックスの性能、システム全体の消費電力を調べた。新命令「AVX2」は動画編集ソフトの特別版でテスト。特定用途では効果を発揮することが分かった。

 省電力機能が大きなセールスポイントとはいえ、新CPUが登場したらその性能は気になるところだ。今回は、CPU以外の仕様をそろえやすいように自作パソコン向けのパーツを使って評価用システムを作成した。テストの内容は図1の通り。CPUは5種類用意した。

●性能評価のテストの内容
[画像のクリックで拡大表示]

●テストに使用したCPU
図1 第3世代CoreのCore i7-3770Kと第4世代のCore i7-4770K、およびそれらの下位モデルをテストした。Core i5-4570Tは2コア/4スレッドの消費電力が低いモデルだ
図1 第3世代CoreのCore i7-3770Kと第4世代のCore i7-4770K、およびそれらの下位モデルをテストした。Core i5-4570Tは2コア/4スレッドの消費電力が低いモデルだ
[画像のクリックで拡大表示]

第3世代Coreと性能比較

 Core i7-4770Kは、デスクトップパソコン向けであるLGA1150パッケージの最上位モデルだ。「K」なのでオーバークロックも可能だが、定格で動作させている。ターボ・ブーストは有効なので、1コアしか使っていないときは最大3.9GHzで動作する。

 Core i5-4670KはCore i5としての最上位製品。Core i7とは動作周波数やキャッシュ容量が異なるが、最大の違いはハイパースレッディングがないこと。Core i7が最大8スレッド(スレッドはプログラムを実行するときの単位の一種)を同時に実行できるのに対し、このCore i5が同時に実行できるのは4スレッドまでになっている。

 Core i5-4570Tは消費電力の低いモデル。ハイパースレッディング対応の2コア製品で4スレッドを同時に実行可能。薄型ノートパソコンで主力になるUシリーズと同じコア/スレッド構成で、Uシリーズよりは性能が高い。4コアCPUに比べて2コアだとどれだけ性能が落ち込むかを比較するために入れた。

 Core i7-3770KとCore i5-3570Kは前世代のIvy Bridgeの製品だ。動作周波数やキャッシュ構成、コア/スレッド数はそれぞれCore i7- 4770KやCore i5-4670Kと同じなので、比較することでHaswellの演算部分の改良がどれだけ性能に影響したかが分かる。

【テスト環境】マザーボード:Core i-4000シリーズはZ87 DELUXE(台湾エイスーステック・コンピューター)、Core i-3000シリーズはP8Z77-V(同)、メモリー:DDR3-1600 4GB×2、起動ドライブ:Crucial m4(マイクロン ジャパン、SSD 256GB)、OS:Windows 7 Ultimate Service Pack 1 64ビット日本語版