腕時計型や眼鏡型など身に着けて使うウエアラブル機が次々と登場している。「Android Wear」はそれらの用途に向けた米グーグルのOSであり、Androidとも連携する。
「Android Wear(アンドロイド・ウエア)」は米グーグルが開発したウエアラブル(身に着けられる)機器向けのOS。スマートフォンやタブレット用OSの「Android」搭載機器と連携するのが特徴。夏までには腕時計型の製品が登場する。
メールやSNSの新着メッセージ、スケジュールのアラートなどをスマートフォンからAndroid Wearの機器に通知する(図1)。天気やスポーツ、目的地までの経路情報などを表示できる(図2)。既存のスマートウォッチが実現している機能もある。しかし、Android Wearを利用することで、製品開発が容易になり、Androidと連携もしやすくなる。既にグーグルはユーザーの場所や時間に合わせて最適な情報を配信する「Google Now」というスマートフォン向けのサービスを提供している。同様の情報をAndroid Wear搭載の製品でも受信できる。
腕時計型の製品には、丸型画面と四角い画面の2種類がある。タッチパネルを搭載しており、画面をスワイプして表示を切り替えられる。