PR

ストアごとに使える読書用アプリが異なるのはなぜ?

 電子書籍の読書用アプリケーション、あるいは専用端末をどれか一つ入手するだけで、どのストアの電子書籍でも読めれば便利。でも実際には、ストアAの読書用アプリでは、ストアBで販売されている電子書籍を読むことはできない。従ってユーザーは、電子書籍を購入するストアの数だけ、読書用アプリをインストールする必要がある。

 その理由の一つは、それぞれの読書用アプリが対応している書籍データのフォーマットが異なっていること(図1)。読書用アプリが対応していないフォーマットを採用しているストアの電子書籍を読むことはできないのだ。

 もう一つのより大きな理由は、電子書籍がDRM(デジタル著作権管理)によって保護されているため。電子書籍のデータは暗号化されて配信されており、読むためには暗号を解いてやる必要がある。暗号化の仕組みはストアごとに異なるため、あるストアで購入した電子書籍の暗号を解くためには、そのストアの読書用アプリを使う必要がある(図2)。DRMでは暗号化のほかに、コピーの可否、ダウンロード回数の制限、閲覧可能期間などが設定できる。

●主な電子書籍ストアの読書用アプリの対応フォーマット(抜粋)
図1 最近では国際規格のEPUBが主流になってきた
図1 最近では国際規格のEPUBが主流になってきた
[画像のクリックで拡大表示]

●DMRによる著作権保護の仕組み
図2 A書店の読書用アプリでは、B書店で購入した電子書籍を読むことができない
図2 A書店の読書用アプリでは、B書店で購入した電子書籍を読むことができない
[画像のクリックで拡大表示]