Googleアカウントは、米グーグルが提供する各種サービスを利用するためのアカウントだ。メールアドレスとパスワードでログインすると、検索サービスはもちろん、メールサービス「Gmail」や、オンラインストレージ「Googleドライブ」、地図サービス「Googleマップ」などを、より便利に利用できる。
さらに、Androidを搭載したスマートフォンやタブレットを管理するアカウントとしてもおなじみだ。初期設定時には必ず、Googleアカウントの情報入力や作成を求められる。設定しておけば、アプリやコンテンツの配信サービス「Google Play」を利用できる仕組みになっている。
さまざまなサービスや機器を1つのアカウントで利用できるので便利だ。しかし使い方を誤ると、思わぬトラブルが発生してしまうこともある。Googleアカウントで、どういった情報がどのように扱われているかを知っておく必要がある。
アカウントにひも付く
グーグルのサービスで最も利用頻度が高いのは、Google検索だろう。ただし何気なく使っていると、どんな語句で検索したかの履歴が、家族や職場の同僚にもバレてしまうので注意が必要だ。
Googleアカウントでログインし、Google検索を利用すると、その履歴は、同じGoogleアカウントで使用しているパソコンやスマートフォンにも、検索ワードの候補として自動的に表示される(図1)。家族のスマートフォンに同じGoogleアカウントを設定して持たせている場合などに、この現象が発生する。自宅で検索した検索ワードが職場のパソコンにも表示されてしまう。自分以外に知られたくない検索ワードがある場合は、気を付けておきたい。