パソコンを起動すると、デスクトップの背景画像がガラリと変わった。Internet Explorer(IE)の「お気に入り」が、いきなり増えた――。Windows 8.1搭載パソコンを使っていると、こんな状況に遭遇して驚くことがある(図1)。こうした“怪現象”をもたらすのが、マイクロソフトが運営する「Microsoftアカウント」だ(図2)。
Microsoftアカウントは、同社のネットサービスを利用する上で必要となる。オンラインストレージサービス「OneDrive」(旧称「SkyDrive」)や、メールサービスの「Outlook.com」などが代表的。オンラインでゲームが楽しめる「Xbox Live」などでも使われている。
これに加えて、Windows 8/8.1では、パソコンやタブレットを操作するためのアカウントとしても利用する。同じアカウントでログイン(サインイン)することで、パソコンとネットサービスをスムーズに連携させられる。例えば「Windowsストア」からWindowsストアアプリをダウンロードしたり、OneDriveにファイルを保存したりする際にも、個別にサインインする必要がない。