通販サイトやSNSのサイトで、自前のアカウントではなく、FacebookやGoogleなどのアカウントでログインできるようにしているのをよく見かける。そのサイトと別のサービスのアカウントをひも付けられるようにしているケースもある(図1)。こうした、異なるサービスのアカウントを連携させる動きが、ネット上で広がっている。
1つのアカウントで複数のサービスを使えれば、「ユーザーが管理しなくてはならないアカウントが減る」(アカウント連携に必要な技術の普及促進に取り組む、OpenID ファウンデーション・ジャパンの工藤達雄事務局長)というメリットがある。利用するアカウントが少なければ、IDやパスワードを忘れる心配をしなくてよい。複雑なパスワードを設定できるので、安全性も高まる(図2)。