ユーザーのWebアクセス履歴を基に広告を表示する、「行動ターゲティング広告」が増えている。メーカーのWebサイトや購買サイトで眺めた商品や類似の商品が、別のサイトのバナー広告に表示され、購買を促すものだ。
実際にWebサイトで調べたことがある商品が、広告で具体的に勧められる。「自分のアカウントで管理されているサイト閲覧履歴が、勝手に別サイトで使われているのではないか」と不安になる。
実はこうしたネット広告の多くは、どういった情報に基づいてその商品を勧める内容を表示しているかについて、情報を開示している。バナーの右上にある「i」と記されている部分をクリックすると、広告会社のWebサイトを表示(図1)。どのWebサイトのアクセス履歴を基にしたかが分かるようになっている。