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 ご存じの方も多いと思いますが「PCオンライン」では、Podcastによるニュース配信を行っています。Podcastとは音声ファイルを所定の方式でダウンロード可能にし、iPodなどの携帯音楽プレイヤーで聴いたりできるようにするサービスです。実はこのPodcastニュース、作成するのに結構手間がかかっています。今回は、どのようにしてこれらを作成しているのか、その舞台裏をご紹介しましょう。

 まず、PCオンラインで掲載したニュースから、その日の担当者がPodcastで配信するニュースを3本ほど選びます。ここからが(多少)大変です。その記事を声に出して読んでみて、読みにくい言葉や難しい言葉を、分かりやすい言葉に置き換えていきます。たとえば、「MID(Mobile Internet Device)」なら「持ち運び可能なインターネット端末」だったり、「UMPC(Ultra Mobile PC)」なら、「超小型パソコン」という具合。置き換えても、本来の意味を損なわないのか、あるいは文章のリズムが崩れないか。そんなことを考えながら、容赦なく、原稿を編集します。

 これは単語の置き換えだけに限りません。あえて言えば、文語から口語への変更に近い作業かもしれません。ニュースを声に出して原稿を読んでいると、とにかく”固い”。例えば、「インテル、国内でもAtom搭載MIDやUMPCを披露」という見出し。目で読むのであれば、意味をつかめますが、耳でそのまま聞いても「え?何、何のこと?」となりかねません。そこで、「インテルが国内で、新しいCPUのAtomを搭載した端末や、超小型パソコンを初めて公開しました」など、耳に入ってきやすい文章に直していきます。文章だけを見ると、中には元のニュースとかなり変わっていることもあります。

 始める前は、話し言葉に直すのなんて簡単だろうと思っていたのですが、この作業が意外に大変です。文章を書くときは「簡潔に書け」「言い切りにせよ」、長い文章は短く分かりやす書け、などと今まで言われ続けてきたことの正反対の作業をしているためです。

 原稿が仕上がったら、プロのキャスターにメールで送り、それを読み上げた音声ファイルとして返送してもらうのですが、それを確認すると、原稿をさらに修正して読んでもらっていることもしばしば。つくづく、活字はテレビやラジオと違うんだなぁ、と実感します。今後、動画のニュースなども計画しているのですが、動画のための原稿を書くとなると、さらに別の観点での修行が必要になるかもしれません。

 よろしければ、PCオンラインで文字でのニュースとPodcastのニュースの両方をお試しください。Podcastでニュースを聴いてからPCオンラインで記事を読む。あるいは、記事を読んでから聴く。日々、分かりやすくするためのささやかな努力を、ご理解いただけると幸いです。