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 クラシック音楽界最大のお祭りである「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 熱狂の日 音楽祭」まで、残すところあと1カ月を切った。4月7日の記者発表によれば、有料公演全24万枚のチケットのうち、すでに半数を超える12万枚以上が売れているという。

 客席数の少ない会場での公演は、いったん売り切れとなっているものも多いが、4月12日から2次販売もされるということなので、チャンスは残されている。大きなホールでの公演は、まだまだ余裕がある模様。当日ぶらりと立ち寄る人達のためにも、このあたりは絶妙なバランスで当日券が残されていてほしいものである。

 この音楽祭では有料公演以外のエリアイベントや関連イベントも楽しみの一つになっている。詳細が発表されたので、いくつかポイントをかいつまんでご紹介しよう。

 まずエリアイベント。有料公演の会場となる東京国際フォーラムの周辺でも、期間中多くのイベントやミニコンサートが開催される。会場となるのは丸ビル1階のアトリウムMARUCUBE、丸の内オアゾ1階の○○広場(おおひろば)、東京ビルTOKIA1階の西側貫通通路、新丸ビル3階アトリウムなど、丸の内エリアの計9カ所。開催期間は4月29日から5月6日までとなる。

 出演者はプロからアマチュアまでさまざまだ。5月5日のMARUCUBEにNHK交響楽団コンサートマスターの篠崎史紀、5月4日の東京ビルTOKIAに武久源造といった名前があるかと思えば、丸の内合唱団、丸の内交響楽団といったこの地域で働く人々を中心としたアマチュア団体も名を連ねている。なんと「OLピアニスト」有志の演奏まである。ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンが巨大音楽祭である一方で、地域のお祭りとしても根付きつつあることを感じさせる。

 続いて、東京国際フォーラム内の関連イベントについて。こちらも例年同様多彩なプログラムが用意されている。参加音楽家による若い奏者へのマスタークラス(公開レッスン)にはミシェル・ダルベルトやレジス・パスキエらが講師陣として予定されるほか、今回音楽祭のために新曲を委嘱された作曲家、細川俊夫と藤倉大による作曲についてのマスタークラス特別編が開催される(日時未定)。シューベルトを題材とした映画上映会、茂木健一郎氏他による講演会なども楽しみ。

 また、例年、特に人気の高い「キッズ・プログラム」が今年も開催される。シューベルトとウィーンを題材として、子どもたちに音楽との出会いを提供してくれる。これまでは会議室での開催だったが、今回は地下の展示ホールに場所が移る。なお、同ホールは夜の時間帯になると「トラウトナイト」と題して、大人のためのイベントスペースになるようだ。

 音楽祭アーティスティック・ディレクターのルネ・マルタン他によるトークサロン、ピアニストの小曽根真によるワークショップ他、サプライズな出演者も予定されているとのこと。

 通常の公演以外にもさまざまな楽しみ方ができるのがラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン。今年もまた街中が音楽にあふれかえるにちがいない。