PR

 多くの会社で新人が入社したところだと思います。まだまだ未熟とはいえ、入社したての新人はやる気にあふれ、組織にもいい影響を与えてくれます。若手社員も、さらに若いメンバーの参加により、いやおうなく意識が高まります。

 そうした新人加入の効果をさらに高めるためにも、議事録作成を担当させることをオススメします。

 新人はまだ、分からないことだらけ。そういう状態で議事録を取ろうとすると、当然、いろいろな疑問が出てきます。言っていることの意味が分からない、というものから、内容や言葉が分からないといったものまでその疑問は様々でしょう。

 新入社員に議事録を取らせることで、一つに、それを先輩に聞いたりするコミュニケーションが、新人が会社について深く知っていく教育機会となります。もうひとつに、当たり前だと思っていることを改めて説明することを通じての、ほかの社員の気づきの機会にもなります。

 さらに、非生産的な会議に「意図しない刺客」として新人を送り込んでも面白い。新人は素直に議事録を取るので、なにも生み出さない会議は、そのまま薄っぺらな議事録として記録に残る。会社組織に慣れてくると、さすがに多少取り繕うところも、新人ならではの無邪気さで議事録を作ってしまうのです。「この会議で、いったい何が決まったんだろう?」という疑問を胸に抱きながら。

 ちなみに、議事録を取るときのポイントとしては、「考えずに、そこで起こっていることを素直に描写する」ということがあります。無心になるということ。新人のころは特に、乏しい知識による先入観で、相手の話を聞き逃すということが多々あります。情報を多く受け取ろうと思うのなら、できるだけ構えず、考えることなくスポンジのように情報を吸収すべきです。そうした情報吸収のモードを学習するのにも、議事録作成は効果的です。

 議事録という、従来からあるツールも、使い方しだいでは教育ツールになったり、組織文化を変化させる刺激剤となったり、ハック的な利用法があるのです。ライフハッカー世代のなかには、中間管理職になっている人も多いと思いますが、なかなか思い通りに行かない組織というものに対してこそ、ハックが効果を発揮するのです。