できたての「うなぎパイ」は格別ウマい?!
ダンナがいつだか工場見学したときにおみやげにもらった「うなぎパイ」が忘れられない、もう一度できたてのうなぎパイを食べてみたい、というので、先日浜松に行ったのだ。ダンナいわく、できたての「うなぎパイ」は、サービスエリアやおみやげ店で買ったり、おみやげにもらったりするふつーの「うなぎパイ」に比べて、すごく新鮮でおいしいというのだ。
というわけで、うなぎパイ製造メーカー「春華堂」さんへ。浜名湖からちょっと行ったところの、工業団地にある。ここに行けば工場見学できて、ちょっとしたうなぎパイのおみやげももらえて(はちみつ&ナッツ味の「ミニ」が1パックもらえた)、できたての「うなぎパイ」も買えるってわけ。

「夜のお菓子」は、子供にはキケン???
ところで、くだんの「うなぎパイ」だが、私にとってもすごく思い出深い品なのであった。
小さいころ、私の家では「子供は食べてはいけない」と言われていた。親いわく、うなぎパイは「オトナのお菓子」で、子供が食べると大変なことになるという。
なんとなく私と弟はナットクさせられてはいたが、やはり禁じられると余計食べたくなるという人間の常、すなわち「禁断の味は蜜の味」(?)で、親がしばらく留守で、しかももらいものの「うなぎパイ」があって、しかも箱の中にまだ多くの「うなぎパイ」が残されていてひとつぐらい食べても親にはバレなさそうな状況…というかなり希少な条件がそろったところで、ミッションは決行された。
親がしばらく帰ってこないことをよ~~く確かめ、弟を見張りに立てて台所に潜入。みごと「うなぎパイ」をゲットし、一枚の「うなぎパイ」を姉弟二人で分け合って食べたのであった。
とにかく、二人にとって「うなぎパイ」がとんでもなく美味だったのはいうまでもない。そして、しばらくカラダの無事(バレたら大変ということと、「食べたらとんでもないことになる」と言われていたことから)を確かめ合いながら、ちっちゃな秘密と不安に「ガクブル」な日々を過ごしたのだった。
私が無類の「パイ好き」になったのはそのことがほぼ原因だし、のちに堂々と「夜のお菓子」を食べれるようになっても、やはり「うなぎパイ」はすご~~くおいしい「特別なお菓子」なのは、そんな事実があったからだ。