表検索に使うVLOOKUP関数には「検索の型」という引数がある。値を“完全一致”で探したければ「FALSE」と指定すればよい。もっと手軽に式を立てたいなら、「0」と指定する裏ワザも…。「TRUE」や「FALSE」には、数値としての“別の顔”があるからだ。
品番を入力するだけで品名が自動表示される──そんな仕掛けを実現するのがVLOOKUP(ブイルックアップ)関数だ。引数に「検索値、範囲、列番号、検索の型」の四つを指定すると、「範囲」の左端で「検索値」を探し、見付かった行の、「列番号」で指定した列からデータを取り出せる。商品一覧表を「範囲」に指定すれば、入力した品番を一覧表で探し、該当する品名や単価を取り出せる。請求書作成に重宝するワザだ。
四番目の引数「検索の型」は、値の検索方法を指定するもの。これを「TRUE」(トゥルー)とするか省略すると、「検索値」以下で最も近い数値を該当する値と見なす。一方「FALSE」(フォールス)とすると“完全に一致する値”のみを検索する。
品番に応じて品名を自動表示する場合、完全一致で探す必要があるので、「検索の型」は「FALSE」とするのが原則だ。ただ「FALSE」の綴りを忘れたり、入力が面倒なときにお勧めしたい“裏ワザ”の指定方法もある。