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 エクセルは日付や時刻を扱う「シリアル値」という仕組みを備える。出勤と退勤の時刻から労働時間を求めるような計算も得意なはずだ。だが「10日分の合計」や「マイナスの時間」を求めるときに問題が…。実はシリアル値は、「時刻」とは異なる「時間」の計算が苦手なのだ。

 エクセルで時刻の表示や計算を実現しているのが「シリアル値」の仕組み。一日(二四時間)を「1」とする“小数”に時刻を置き換えることで、時刻管理を容易にするものだ。例えば「6:00」とセルに入力すると、エクセルはこれを「午前六時」と認識し、この時刻を表す「0.25」というシリアル値に変換する。セルにはこの値を保持し、「表示形式」の機能を使って画面に「6:00」と表示する。

 ところが、実際に時刻を計算してみると、思い通りの結果が表示されないことがある。何十時間もあるはずの合計時間が「一三時間」と表示されたり、「マイナス四〇分」などと計算したつもりが、エラーになってしまうケースだ。

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