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 米国ニューヨークに住むアリソン・デローゾンさんはある日、旅先のレストランを訪れた際、バッグをうっかり席に忘れてきてしまった。ちゃっかりバッグを盗んだ犯人は、自分はラッキーだと思ったに違いない。なにしろ中には、キヤノン製のデジカメが入っていたのだから。

 嬉々として写真を撮り始める犯人。しかし、悪事を働くものではない。なぜならそのデジカメは、撮影したデータを自動的にオンラインアルバムサービスへアップロードしてしまう仕組みを備えていたのだ。自宅に戻り、オンラインアルバムへアクセスしたデローゾンさん。彼女のパソコンの画面には、犯人の顔がバッチリと大写しに。結局、写真から足が付き、犯人はご用となった。

 この話はフィクションではない。2008年6月5日に、ロイターのニュースとして配信された実話だ。

 「はて、そんな便利なキヤノン製のデジカメなんてあったっけ?」。そう感じる人もいるだろう。実は、デローゾンさんのデジカメは何の変哲もないデジカメ。特別だったのは、SDメモリーカードだ。彼女は、米Eye-Fi社が2007年に発売を開始した「Eye-Fi Card」を、メモリーカードスロットに装着していたのだった。

米国で99.99ドルで買える「Eye-Fi Card」とは何者?
米国で99.99ドルで買える「Eye-Fi Card」とは何者?
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オレンジ色のカードがEye-Fi Card。形状はSDメモリーカードそのもの
オレンジ色のカードがEye-Fi Card。形状はSDメモリーカードそのもの
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