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 中学2年生の政雄さんは、ある日友達の家に遊びに行きました。はじめはゲームなどをして遊んでいましたが、そのうち友達が「おもしろいサイトがあるから見てみる?」と言いながらパソコンを操作し始めました。それは、なんとニセ札のつくり方を説明したサイトだったのです。政雄さんは驚いて「こんなの犯罪じゃないか。まずいよー」と注意しましたが、友達は「だいじょうぶだよ。ホントに使ったりしないから」と言いながらプリンターで印刷したお札を出してきました。怖くなった政雄さんは、「そんなのダメだよ!」とだけ言い残して、すぐに家にもどりました。

解説

 インターネットでは、だれでも簡単にサイトを公開することができます。そのため、役に立つ情報もあれば、子どもにふさわしくない情報もあります。私たち大人は、子どもたちには心も体も健康に育ってほしいと、いつも考えています。子どもはまだ人生の経験が少ないので、子どもにふさわしくないサイトを見て、ついマネをしてしまったり、興味本位で見たりすることもあります。しかし、それはみなさんの心に悪い影響を与えたり、家族に迷惑をかけることになるかもしれません。だから、子どもたちにはそのようなサイトは見てほしくないのです。そんなサイトが表示されたら、すぐに閉じることが一番いい方法です。

子どもに見てほしくないサイト

○法律に違反するサイト

 法律に違反する方法を教えたり、違法なもののつくりかたを説明したりするサイトです。マネして同じことを実行してつかまった中学生や高校生もたくさんいます。マネしてつかまっても、だれも助けてくれません。

○大人向けサイト

 大人向けのエッチなサイトです。このようなサイトに夢中になってほしくないし、ワンクリックサギや利用料金の請求など、お金の被害につながるワナもとても多いので、絶対にクリックして進んではいけません。

○出会い系サイト

 どこかに閉じこめられたり、体やお金の被害を受けることが多いのが出会い系サイトです。「メル友だけなら」という考えは甘いです。軽い気持ちでアクセスして、気がついたら被害にあっていたということもあるほど危ない世界なのです。ネット上で出会った人との出会いは本当に気をつけなければいけません。

○残酷なサイト

 死体の写真を集めたような残酷なサイトもあります。興味本位で見てショックを受け、何日かご飯が食べられなくなった中学生もいます。

○自殺サイト

 自殺したいと思っていたり、興味をもっていたりする人たちが集まるサイトです。掲示板で話し合って本当に自殺をしてしまうこともあります。じつは生きたいという気持ちがあっても、自殺することがたいしたことではないように思い始めてしまう怖さがあります。また、自殺サイトにきた人をよびだして殺してしまう事件もおきています。おもしろがってアクセスするようなところではありません。

保護者の方へ

親としての思いを子どもに伝えていくことが一番

 ここでは、子どもにとってふさわしくなかったり、危険だったりという意味で「危ないサイト」と表現しています。これらはフィルタリングソフトをインストールすることでかなりのサイトをブロックできますが、すべてをブロックできるわけではありません。そこで必要になるのは、子ども自身の判断力です。好奇心を抑えて、正しく判断できる心を育てたいものです。

 そのためには、パソコンはリビングなど大人の目の届くところに置き、日ごろから子どもがどんなサイトを利用しているかを把握しましょう。また、子どもが見ているサイトをきっかけに親子の会話をしながら、その中で親としての思いを子どもに伝えていくことが一番ではないでしょうか。