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 前回に引き続き、ホテルの活用方法です。何か仕事の締め切りを抱えていて、ここぞという集中力を発揮したいときにもホテルを活用できます。よく、作家さんなんかが使う手法ですが、「ホテルに缶詰になる」というあれです。環境が変わることは、前回ご紹介したように、集中力を高めるのにプラスの効果となります。

 世間の騒々しさからも隔絶されるので、雑音に悩まされることもありません。家にいると洗濯物があったり、シンクに洗い物があったり、生活のこまごまとしたものが集中を阻害してしまいます。

 ホテルと言っても、休前日は料金も高いですが、そうでなければ安いパッケージがあったりします。また、ランクの高いホテルであればフィットネスも付いているので、フィットネスの利用料込みと考えれば――それでも高いことは高いですが――まあなんとか納得することもできなくはないかもしれません。

 いや、しかしなんといっても、その気分のよさは格別です。先日は相当奮発して、あの!ザ・リッツ・カールトンに宿泊しました。部屋を案内してくれたスタッフもフレンドリーで、お願いしてあの有名なクレド(ホテルの信条や行動指針)を見せてもらったりしました。

 クレドの一番好きな部分は、以下の部分。

従業員への約束
 リッツ・カールトンではお客様へお約束したサービスを提供する上で、紳士・淑女こそがもっとも大切な資源です。
 信頼、誠実、尊敬、高潔、決意を原則とし、私たちは、個人と会社のためになるよう、持てる才能を育成し、最大限にのばします。
 多様性を尊重し、充実した生活を深め、個人のこころざしを実現し、リッツ・カールトン・ミスティークを高める‥リッツ・カールトンは、このような職場環境をはぐくみます。

 仕事場ではこうした環境をはぐくみたいと思っています。誰もがすくすくと才能を伸ばし、その結果、信頼しあい尊敬しあうような関係を取り結ぶ。これは絵空事のように聞こえるかもしれませんが、そういう環境を目指すと公言し、実行に移そうとしていることだけでも、賞賛に値すると思います。

 まあ普段、こんな高級ホテルには泊まらないので(食事と宿泊環境には無頓着)、舞い上がっているだけかもしれませんが、しかし、仕事をするにあたっては、こうした高揚した気分が、高いモチベーションへとつながっていきます。

 それにしても、場所が人をつくるという側面は、ほんとうに大きい。それは大人になってからも。いつもはファミリーレストランや喫茶店で執筆しているのですが、ときどきは素敵な場所に身をおいて、気分をリフレッシュしようと思っています。